無人島猿島への旅で見つける自分のやりたいこと

ご覧いただきありがとうございます。

先日の記事(『無人島の空気〜横須賀の猿島へフェリーで行ってみた〜』)で、東京湾に浮かぶ無人島である猿島に行った話をしました。

猿島の概要をまとめると、

・横浜から電車で約30分で行ける横須賀中央駅から徒歩15分のところにある三笠公園のフェリー乗り場からフェリーで10分

・夏は海水浴ができる

・バーベキューセットのレンタル有り(要予約)

・島は約1時間でぐるっと1周可能

・フェリー料金と入島料合わせて1人1,500円

・江戸時代幕末〜第2次世界大戦にかけて、東京湾の要塞として機能し、砲台が置かれていた

・朝早くから島に行ける(夏なら9時前、それ以外でも10時前には行ける)ものの、最終フェリーも16時や17時など、早め(その分、夜はまた別のところに繰り出して楽しめる時間的余裕はできる)

 

こんな感じでしょうか。

 

今回は、前回の後半で少し触れた「無人島猿島での時間感覚」と、それがもたらす「自分のやりたいことの発見」というお話をしていきたいと思います。

 

Contents

 

異質な時の流れを味わえる無人島

 

先日の記事の後半でも触れましたが(参照記事:『無人島の空気〜横須賀の猿島へフェリーで行ってみた〜』)、この猿島は、地球の歴史を感じさせる大自然と、人間(日本)の歴史を感じさせる煉瓦造りの弾薬庫や砲台跡など、タイプワープしたような感覚へ誘(いざな)ってくれます。

 

このように、時の流れ方が異なっている空気感があるため、いつもの自分の中には生まれない発想や思考と出会うことができます。

 

この時の流れ方がいつもとは違う自分と出会わせてくれる

この時の流れ方というのは、とても重要な意味や意義、効果があります。

たとえば、今の時代、多くの人が『自分とは何者なんだろう?』といった、自問自答を自然と繰り返し、自分自身と向き合う流れになっています。

現に、僕自身、これまでクライアントさんやメルマガ読者さんとの1万通近くのメールのやり取りから、『個としての自分とは、何なんだろうか?』『自分の才能とはどこにあるんだろうか?』『自分のやりたいことって何なんだろう?』と向き合っている人がだんだん多くなっているように感じます。

 

 

自分のやりたいことを見つけることのむずかしさ

しかしながら、自分は何者かはっきりさせようとしたり、やりたいことを見つけようとしたとき、その瞬間から思考がストップしてしまって、見当もつかない、ということは少なくありません。

 

日々を生きて行くために、例えば学生さんなら授業や課題やテストなどを日々こなしていくことが日常生活の中で求められますし、社会人の方なら会社やお客さんのために、社会や会社のルールの中で相手の立場を中心に日常を送っていかなければなりません。

主婦の方も同様で、家事や子育てなど、必要不可欠な多くのことがあります。

 

そうなってくると、いざ「自分」を見つめてみよう、見つめ直してみよう、としたときに、『そもそも自分とは何なのか?』というものの輪郭が見えにくくなっていたりします。

 

そんなときに、きっかけをもたらす"非日常"

そんなときに、そんな『自分がわからない』という状況に風穴を開けてくれる1つが、"非日常"だったりします。

 

もちろん、この"非日常"は、例えば今回の例の「猿島の無人島」でなければならない、というようなことはありません。

あくまで、1つの例、選択肢として、「無人島の猿島もある」ということです。

 

何がどうして、いいのか?

先ほど、非日常が自分を見つけるきっかけになる、というお話をしましたが、例えば今回の猿島では"非日常的な時間の流れ方"があります。

 

自分のやりたいことや自分自身が何者であるのかを見つめていったり、見出していったりするときには、「自分の人生」という大きな時間のスパンで自分を見てみると、役に立つことが多いです。

 

生まれてから幼少時までの自分や、学生時代の自分、社会人時代の自分など、「あらゆる時代の自分」をゆっくり掘り下げていって、「それぞれの時代」を繋ぎ合わせて、「自分の人生全体」を見ていくと、『自分はこれから何をしていこうか?』といったことが見えてくるようになります。

 

このように、さまざまな「自分の時代」を振り返るときに、つまり、時間を超えて、自分という人生を俯瞰しようとするとき、「異なった時間感覚」が必要になってくるわけです。

 

いつもの日常の中に身を置くと、忙しさのために目の前のことに思考や感覚がフォーカスしすぎてしまって、「全体」として自分自身を俯瞰することがむずかしかったりしますが、目の前のこと(=短い時間軸)から、一時的に解放される一瞬を作ることによって、時間の流れを大きく捉えながら、自分のことを捉えられるようになります。

 

その1つとして、「無人島の大自然」という数千年、数億年レベルの時の流れと、「明治時代の人工物」という、1世紀以上も昔の時代の100年レベルの時の流れが合わさって感じられるこういった場に身を置くことのできる無人島の猿島は、大きな時代や大きな時間の流れの中での自分自身を感じたり、見出すことができる1つのスポットになり得ると思います。

 

もちろん、先にもお話しした通り、無人島に限らず、「異なる時間感覚」に身を置ける状況であれば、いつもの自分とは違う自分やいつもの自分なら出会えない自分の感性に出会うことができ、「自分」を知ることができますので、15分のティータイムを設けてみる、とか、30分散歩してみる、とか、ぜひ様々なものをお試しください。

 

ということで、
今回も最後までご覧いただきまして、
ありがとうございました。

 

何かお役に立つところがありましたら、幸いです。

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