ご覧いただきありがとうございます。
自己肯定感シリーズをこれまでにいくつか書いてきました。
よろしければ、こちらをご覧ください。
>『自己肯定感を確実に高める方法〜大人でも大丈夫、9900通のメールからわかったこと〜』
自己肯定感にも繋がってくるのが、今回の「自分を認める」ということです。
今回は、この「自分を認める方法」についてお話ししていきたいと思います。
このテーマは本当によく耳にするテーマですし、僕自身もこれまでに1対1のセッション形式でも日本全国からお越しいただいた方々と500時間以上、メールのやり取りでは9900通以上、様々なご相談に乗って来ましたが、この「自分を認める」だったり、「自分を認める方法」については、本当に幾度もご相談を受けて来ました。
あらゆる課題や問題の根底にはこの部分(「自分を認める」)が流れているようにも感じます。
逆に言えば、この「自分を認める」ということが上手になると、日常生活の中でこころにゆとりを持って、心のエネルギーに満ちた状態で、様々な物事に取り組めるので、様々なことがスムーズに行きやすくなると思います。
まず大前提〜自分を認める前の準備体操〜
まず大前提です。
それは、「『自分を認める』ことすらもたまにできなくてもいい」ということです。笑
何言ってんだ、と思うかもしれませんが、これかなり重要です。
「自分を認めよう!」「自分を認めたい!」と思うこと、そしてそれに努めることは、とても素晴らしいことですし、とても大事なことです。
でも、「自分を認められなきゃダメだ!」とか「あああ、また自分を認められなかった…」といったように、「自分を認められるようになろう」という目標に向かっていく中で、「自分を認められたら◯で、自分を認められなかったら×」ということではない、ということなんですね。
『自分を認められないときもあるよね』と、自分を認められないことすらも、認める、ということなのです。
終わりなき旅だけど、それでいい
そして、2つ目の前提です。
これ、すごく大事ですが、同時に『えぇ…』と落胆させてしまうかもしれません。笑
でも、安心材料にもなることでもあるかもしれません。
それは何か?
「自分を認める旅」は一生続きます。
はい、これです。笑
自分を認めるということには、終わりがない、終わりがなくてもいい、一生ずっと認め続けてやる、という心意気でドンと構えるということが非常に重要になります。
もちろん、「自分を認める」ということが上手になってくると、「気持ちの切り替え」が以前2倍、3倍のスピードでできるようになったり、「心が軽く軽やかで穏やか」な時間の割合が増える、ということは多いにあります。
でも、それでも、ついつい周りと自分を比べてしまったり、心にエネルギーが豊富になって来たときに、ふと視界がひらけてもっとエネルギーが豊富で豊かで活躍しているように映る人が目に入るようになったり、いろいろあります。
なので、ふと、「自分を認められないように感じる」タイミングは、やってきたりします。
でも、『その都度、自分を認められればいいんだ』とドンと構えることは、それ自体が自分自身に安心感を与えてくれたりもします。
『その都度、認められればいいや』とある種、手放して、ほどよく肩の力を抜けることが、自分自身に対する安心感に繋がって、結果的に、「ラク」で「自然体」で居られるようになります。
自分を認められるようになるための必殺技「ウケトメル」!
それでは、「自分を認める方法」、「自分を認められるようになる方法」の中身に入っていきましょう。
ちょっと抽象的で、イメージ的な話になってしまいますが、「自分を認める」といったとき、「前を向く矢印」があるように感じませんか?「直進の矢印」「前進の矢印」というような。
これって、最初はつらかったりするんですよね。
自分を認めたい、って思っているときって、ただでさえ、こころが苦しかったり、つらかったりするときで、こころのエネルギーがすり減ってしまっていたり、枯渇しそうになってしまっているときだと思います。
もちろん、そんな状況を変えたくて、その一心で、「自分をなんとか認めたい!」と、こころの矢印を精一杯目の前に、前に向かって伸ばそうとがんばるわけですが、それがさらに自分に追い討ちをかけてしまったり、こころを追い詰めてしまって、苦しくなってしまうということも、もしかしたらあるかもしれません。
1歩手前からはじめるとすこし楽になる
「自分を認めたい!」「自分を認められるようになろう!」というその思いは大事ですし、とても大切なものですが、最初はもう1歩手前からはじめると、とてもスムーズにいきやすくなることが多いです。
それは、「受け止める」ということです。
これはイメージ的な話ですが、こころがつらい状況で、自分を認めたいと思うときに、自分を認めるということは、強い向かい風の中を進んでいこうとがんばる、ということなんですね。
先にもお話しした通り、この気持ちはとても大事です。
ですが、強い向かい風の中というのは、「進めなくても」素晴らしいんです。
どういうことかというと、強い向かい風の中というのは、本当は「立ってる」だけでも大変だったりするんですよね。
認めるということ、向かい風の中を進むということ
強い向かい風の中を進むというのは、
「立つ」+「進む」
なんですね。
だから、本当は、「立っているだけ」でも素晴らしいんですよね、がんばってるんですよね。
なので、「認める」という「前進」ができなくても、「受け止める」という「立つ」ということができるだけでも、本当はすごいんです。
そして、前に進めなきゃダメなんじゃなくて、進めてなくたって、立ててたら、それは「立ててる」ということなんですね。
ちょっとわかりにくくなっちゃったかもしれませんが。笑
自分を認める、自分を褒める、って大変ですよね、なかなか難しかったりしますよね。
僕も、2年も浪人した挙句に偏差値35の無名大学に進学なんてことになってしまいましたから(もちろん今では良かったと思ってますし、感謝しています)、自分を褒められるところなんて見つけられなかったし、認めることなんて至難の技でした。笑
もしかしたら、他の人から見たら、『上手くいかなかったけど、2年も浪人頑張っただけすごいよ』って思ってくれる人やそう言ってくれる人もいたかもしれませんが、やっぱり、本人、当事者というものはどうしてもそうは思えなかったりするわけですよね。
なかなかできなくて、むずかしくて、でもこころのエネルギーはすごく消耗して、、というように「自分を認める」というトライをしているときは、そうなっちゃうこともあると思います。
だからこそ、最初は必殺「ウケトメル」!(笑)をしてみてください。
『そうだよね、そう思っちゃうよね』とか『そうだよね、落ち込むよね』とか、自分に対して『そうだよね』って受け止めてあげてください。
別に、自分に対して強く賛同してあげり、賛成してあげたり、ポジティブに励ましてあげられなくてもいいんです。
ただただ、『そうだよね、そう思うよね、わかるよ』って言ってあげてみてください。
そうやって、まずは「受け止めてあげる」、そしてそれができたらそれだけでもすごい。ということ。
強い風の中を、言ってみれば、こころの台風の中を嵐の中を『立っている』だけでもすごいことなんですから。
本当は一度座ったっていいところなんです。笑
今日はいつになく熱い感じになってしまいましたが(笑)、かつての僕自身もそうですし、僕自身がこれまでこの相談をたくさん聞いて来て、本当に伝えたいと思うところなのでちょっとそうなりました。笑
まずは、今回の大前提と、必殺技「ウケトメル」を持って帰ってください!笑
もちろん、ここから具体的に「自分をさらに認めていく」ための方法もお伝えしていきたいと思っています。
でも、この今回のベースができるようになるだけでも、自然と少しずつ楽になっていきますし、ほんのりとかもしれませんが、こころが軽くなってきますので、ぜひおためしください。
「自分を認めたい!」と思ったら『うんうん、そうだよね』『うんうん、そりゃそうだよな(笑)』って「自分をウケトメル!」と置き換えて、ぜひトライしてみてください。
ということで、今回も最後までご覧いただきありがとうございました!