ご覧いただきありがとうございます。
これまでにご相談いただいた中でも「やりたいことがわからない」「やりたいことを見つけたい」「やりたいことをやって生きてみたい」というようなご相談は特に数多くいただいてきました。
そのときには、その人からいただいたメールの内容、状況に合わせて、いくつかの方法をお話しさせていただくこともあれば、3ヶ月なり4ヶ月なりという期間を設定して、その間定期的に対面形式だったり電話形式だったりで1対1でお話をしながら見出していくということもありました。
今回は、それらの経験を踏まえて、比較的様々な人に試していただける方法、応用していただける方法についてお話ししていきたいと思います。
やりたいことの見つけ方というのは、本当に無数に存在していると思いますし、そのいずれの方法を用いてもいいと思います。今回お話する方法はとてもシンプルなものですので、手始めにお試しいただけたらいいかなと思います。
それでは、3STEPで「やりたいことを見つけるワーク」のお話をしていきたいと思います。
①やりた「くない」ことを書き出す
やりたいことがわからなくても…
「やりたいことは何か?」と問われるとなかなかわからなくても、「やりたいくないこと」と言われる思い浮かぶ人も多くいらっしゃいます。
現に僕自身も、最初のうちは自分の「やりたいこと」がなかなかわからなくて、なんとか書き出してみても、それは「世の中でよく言われる一般的な成功像」だったりして、「本当に自分が望んでいるものかどうか」定かではありませんでした。
たとえば、「モチベーションが続かない原因」とか「成功できない理由」みたいな話があったときに、よく話に出てくることの1つに「本当に自分が望んでいるものではないから」というものがあったりします。
そういったことを本で読んで『そうなのか〜』と、当時やりたいことが見つからなかった7年前の僕は思ったものの、『とは言え、自分の本当にやりたいことなんてわからないよ〜』と思っていました。
あれから時が経ち、不器用にもやりたいことを見つけつつ、実現させつつ、そういった相談にも乗らせていただく中で、『ああ、これやったらすごい近道かも』と実感しつつ思ったのが、この「やりたくないことを書き出す」という方法です。
補足:どれだけ自分の感情のコアから見いだせるか?
自分のやりたいこと、特に自分の本当のやりたいことを見つけるためには、「自分の感情のど真ん中」に的確にアプローチすることが大事です。
一般的に成功と言われていることを何となくなぞってみても、「自分には合わない」ということもあるんですね。
例えば、会社を作って、社員を雇って、お金持ちになって、という1つの「成功のイメージ」があったときに、たしかにそれも社会で成功と言われる「成功の1つ」ではあるのですが、「自分が望む成功か?」「自分にとっての成功か?」というと、違ったりすることもあるわけですね。
なので、「『自分は』何を望んでいるのか?」という"自分は"という部分を大事にして、見抜く必要があります。
そのときに「自分の感情」がキーになります。
このとき、正の感情から見出すルートもあれば、負の感情から見出すルートもあり、正負のどちらの感情も「自分のやりたいこと」を見出し、見極める手段になるということなんですね。
②じゃあ何がいいかな?どうだといいかな?と逆算してみる
やりたくないこと、望まないことがわかったら、そこから『ということは、何がいいんだろう?何を望んでるんだろう?』と逆算してみます。
「やりたいことは何だろう?」とストレートに直接的に見出しにいって、見出せなくても、「やりたくないこと→やりたいこと(望むこと、望む状態)」というように、変化球的にたどり着くこともできます。
また、この一連の自問自答の中で(紙の上でやるとよりわかりやすく、かつ、発想が広がりやすくなります)、「自分というものの輪郭」が見えてきます。
例えば、何がきらいで、何が好きなのか、何が苦手で、何が得意なのか、といったような「自分」を構成する「自分の部品」がたくさん紙の上に集まってきます。
これらの「部品」、「パーツ」を眺めることで、そこから着想を得て広げていくことができます。
③実現可能性は度外視しておいておく、恥ずかしくなろう
このように「やりたいこと」が少しずつ垣間見えてきたときに、無意識のうちに高速で『いやいや、でもむずかしいでしょ…』『もうさすがに今からじゃ遅いでしょ…』というような思考が出てくることもあるかもしれません。
なので、あらかじめ、「実現可能性はおいておく」ということを念頭においてトライしてみてください。実現できるかできないかはどちらでもOKで、『空想でもいい』『ファンタジーでもOK』という前提のもとで、思考の枠を広げた上で、イメージを広め、深めてみてください。
そして、全部書き出してみてください。書いてて照れてきたり、恥ずかしくなってくるくらいでちょうどいいです。笑
この取り組みが「タネ植え」になる
そして、最後の大事なポイントが、「このワークをやっている最中(やった直後)には見つからなくてもいい」ということです。
これがすごく大事です。
この瞬間に見つかったらOKで、見つからなかったらダメで、ということではなくて、このワークの最中ややった直後にはまだ見つからなくても大丈夫なんですね。
ここで、見つからなくて『ああ、やっぱりわからないや、見つからないや』と思ってしまうともったいなくて(もちろん見つかったら見つかったでそれはOKですが)、このワークの目的は「無意識のオープンと方向づけ」なので、それができればOKなんですね。
というのは、このワークをやると、先ほどお話しした通り「自分の構成要素(パーツ)」、「自分の特徴」が見えてきて、「自分の輪郭」が見えてくるのですが、そうするとその方向に向けて自分の「無意識のアンテナ」が立つようになります。
その結果として、たとえば自然とその関連分野に関する情報が耳に入ってくるようになったり、本屋で目にとまるようになったり、昔のことを思い出すようになったりして、どんどん「やりたいこと」に対する視界がじわりじわりとひらけてきます。
なので、このワークをやってる最中ややった直後には見つからなくても、確実に、やりたいこと発見の「タネ植え」はできていますので、あとは普段の日常生活を送る中で様々な自分に対する気づきを重ねながら、自分自身を紐解きながら、見出してみてください。
それでは、最後までご覧くださってありがとうございました。
ぜひ、紙とペンを持って、もしくはiPhoneのメモ帳などの上で今紹介した3STEPをお試しくださいませ。