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めでたく『好きなことを見つけた!』、『やりたいことを見つけた!』となったものの、なかなか思うように一歩を踏み出せない、ということもあると思います。
たとえば、新しいスポーツに挑戦したい、ピアノに挑戦したい、何かの資格取得に挑戦したい、教室業を始めてみたい、カウンセラーになりたい、セラピストになりたい、色々なものがあると思います。
最初は、そういった『自分は何をしたいのか?』ということを見つけること自体も大変だったりしますが、そういったものがいざ見つかっても、今度は勇気がなくて踏み出せないということがあるかもしれません。
そんなときに、役立つ話ができたらなと思います。
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こころの基礎体力というものがある
僕自身もすごくチキンで、ビビりで、やりたいことを見つけても踏み出す勇気が持てない、始める前に色々考えすぎてしまう、ということが多々ありました。
そして、やる前から必要以上にビビってしまうので、いざやり始めても、すぐにエネルギー切れになってしまうということがありました。
僕はこのとき『ああ、自分はなんて意気地なしなんだろうか…』、『何にもできやしない、自分には馬力がないなぁ』なんてことを思って、自己肯定感や自己効力感を自ら下げたり、セルフイメージを負の方向に引っ張っていってしまっていました。
このときは、ただ闇雲に「自分には物事を成す力がない」と思っていたのですが、その後、自分自身との付き合い方を少しずつ変えていったことで、「自分自身の持つ大元のこころの体力」、「こころの基礎体力」が増加していて、以前よりも何倍もの物事を同時並行で進めることができるようになっていたり、新しいことを軽やかに始められる自分になっていました。
「やりたいことをやれない」を解決するもう1つの処方箋
やりたいことがあるのにやれないというときに、それに対する処方箋として用意されるものとして、「気合いと根性でエイヤッと飛び込む」というもの、「それは本当のやりたいことじゃないから、本当にやりたいことを探そう」というものなど、様々なものがあると思います。
そして、実際にそういった処方箋も非常に有効なものの1つで、例えば後者の考え方というものは実際に僕もそう思うこと、感じることもあります。
ただ、それ以外にも、もう1つ「こころの基礎体力をつけてみる」という処方箋もあります。
やりたいことなんだけど、こころの体力が少なくて、気力が得られなくて踏み出せない、という可能性もあるんですね。
『本当にやりたいことじゃないからなのかな』ということの答えが自分の中で明確に出ていたり、しっくりきている場合にはそれを採用したらOKですが、もししっくり来ない場合やその答えが出るまでにできることをやっておきたい、と思う場合にはぜひ「こころの基礎体力をつけてみる」ということにトライしてみてください。
こころの基礎体力をつけてみるための2つの方法
2つのシンプルな方法
こころの基礎体力をつけてみようと思ったときには、シンプルな2つの方法があります。これらは、実際に僕自身がもう7年以上試してきたことで、今もなお実践していることでもあります。
また、これまでブログの読者さんやメルマガの読者さんと1万通近いメールのやり取りをしてきた中で、実際によく紹介させていただく方法でもあります。
まず1つ目は、「ゆるめぐせ」をつけるということ
まず1つ目は、「ゆるめぐせ」をつけるということです。この「ゆるめぐせ」、非常に有効です。
何か「力」をつけようとしたとき、ついつい「ムキムキ」にすることをイメージしがちなのですが、「ゆるめること」、「やわらかくすること」というのは実は非常に強い「力」になります。
例えば、「強度」というものには色々あって、「硬くて折れない」という「つよさ」もあれば、「しなるから折れない」という「つよさ」もあるんですね。そして、これは「こころの強度」においても同じことが言えます。
「こころの基礎体『力』」をつけるというと、こころを「つよく」する、「硬く頑丈にする」というように想起されますが、「しなやかさ」自体も「つよさ」に直結しますし、人によって「どちらのつよさが向いているか?」というのがあります。(これについてはまた別記事にできたらと思います)
どちらのつよさの割合を重視するのか、というのは、Aさんには「硬い強さ:しなやかな強さ=7:3」がぴったりで、Bさんには「硬い強さ:しなやかな強さ=3:7」がぴったりで、ポテンシャルを最大限発揮できる、というような感じですね。
そして、この「ゆるめぐせ」というのは「しなやかな強さ」を磨くことに直結します。今お話ししたように、人によってどちらを重視して磨くかというのはちがいますが、どちらにしても必要にはなるので、磨いてもらえたらきっと役に立つかと思います。
ダメじゃない可能性が万が一あるとしたら?
具体的なゆるめぐせの付け方ですが、たとえば日常生活の中で、自分の思考が生まれたときに一時停止して、その思考を眺めてみてください。
『あれはダメ、これはダメ』という思考が生まれたときには、『ダメじゃない可能性が万が一あるとしたら?』という問いを自分の中に問いかけてみてください。このときのポイントは、「すぐには答えが見つからなくてもいい」ということです。まずは自分にその可能性を問いかけるという「きっかけづくり」だけでOKです。その後、閃きという形で「ダメじゃないケース」や「ダメじゃない可能性」と出会うことができます。
そのようにして思考の中のブロックを取っていくと、たとえばピアノにトライしたいなと思ったとき。
『でも、続けられなかったらどうしよう』→『あ、すぐ弾けるようにならなきゃとか思ってたのかもな、5年、10年かけて弾けるようになるだけでもすごいことだよな〜』→こころのブロックが取れて、新しいことへの朝鮮に対してかろやかになれる、といったように、その瞬間瞬間で思考ごとまるごと「生まれ変わる」ことができるようになるんですね。
そうなると、「生まれ変わり続ける」ことができるようになり、普通に生活しているだけでも、どんどん自分が生まれ変わり、どんどん魅力が増し、光を放つ自分になっていきます。
2つ目は、「ほめぐせ」をつけるということ
2つ目は、「ほめぐせ」をつけるということです。これは先ほど挙げた強さで例えれば、「頑丈な強さ」を磨く方法と言えます。
そして、ここでもポイントがあります。それは、自分を褒められるように「褒めれるくらいすごいことをがんばる!」のではなく、「どれほど大したことないことでも褒められるか?に挑戦する」ということです。
そして、このときに活きてくるのが1つ目として挙げた「ゆるめぐせ」なんですね。
自分のことを褒めようとすると、特に大したことないと感じることを褒めようとすると、『こんなこと大したことじゃないし、褒めるに値しないよ』というような思考がやってくるんですね。
このときに、先に話した「ゆるめぐせ」のことを思い出して、『うーん、褒めてもいい理由がもし万一あるとしたらなんだろなー?(ないと思うけどさ』くらいの感じで自問してみます。
もちろん、このときも、すぐにその答えは見つからなくても大丈夫です。この問いかけができるだけでも、その可能性の余地を自分の中に残してあげられているだけでも、それは「ゆるまる力」が強化されているということなので。もし本当にガチガチだったら、その問いかけすら自分にゆるせないはずなので。
なので、最初はその問いかけができただけでもOKです。
褒めるということも、感情を込めて自分に褒めるというのはなかなかむずかしいかもしれません。でも、そんなときは、「ただの状況説明(風)」とかでも大丈夫です。
たとえば、「いつもなら本を立ち読みで済ませるところを、しっかり読もうという意志から購入した模様」というように客観的な状況説明、ただの実況中継というような感じでも大丈夫です。笑
人ごとのようにそうやって「客観的に状況説明するだけ」、「実況中継するだけ」だと、少しすんなりとできたりします。
ということで、この2つの「ゆるめぐせ」「ほめぐせ」、よかったらトライしてみてください。いつのまにか、こころの基礎体力がメキメキついてきて、新しいことへの挑戦が、跳び箱10段飛ぶ感覚から3段の跳び箱を飛ぶ感覚に変わっていきます。
「やりたいこと」「好きなこと」「自分の強み」を改めて確認したい、再発見したいという場合にはこちらも合わせて読んでみてください。
>>『【シンプル】やりたいことの見つけ方【3STEP】』
>>『自分の強みがわからないトリック【強みを見つける方法】』