「自分で決める力」を着実に、確実に、大きく育てる方法

ご覧いただきありがとうございます。

これまでに、自分で考える力を育てる方法や自分の意見を発信できるようになる方法について、いくつかの記事にして、お話ししてきました。(参照:『「自分で考える力」を10倍高める3つの方法』『自分の考えを持って、伝えることができるようになる方法』)

今回は、「自分で決める力」を育てる方法についてまとめていきたいと思います。

Contents

自分で感じる力、考える力、決める力の3つの掛け算

自分で決めることは大事だという話はこれまでに何回も耳にしてきたかもしれません。しかしながら、そうは言っても、なかなか選択や決定に躊躇してしまったり、思うように決めることができないということもあると思います。

そんなときに役に立つ方法論について、今からお話ししていきたいと思いますが、この「決める力」が育ってくると、それこそ「人生の主人公」になったような、「ドラマの主役」になったような、「ロールプレイングゲームの主人公」になったような感覚で、今以上に充実感に満ちた日々を送ることができるようになります。

今回は、「決める力」についてお話ししていきますが、「感じる力×考える力×決める力」の3点セットで、自分のペースで、ゆっくり豊かな日々にしていきましょう。

 

決められなくても、まずはそれを責めないところからでOK

もう1つの側面の存在をまずは見てみましょう

決められないということで悩むときには、いろいろなケースがあると思います。

それは、人にそう言われて悩んだり、自発的にそう思って、悩んだり。

ただ、いずれにしても、「決める力」を育てる前に、まずは「決められない」ことのもう1つの側面を見てみるということから、はじめてみていただけたらいいなと思います。

そうすることによって、結果的に「決める力」も育ちやすくなると思います。

 

共感性の高さと視野の広さ、可能性に対する感度の良さゆえかもしれない

まず、「決められない」という状況は、それは「選択肢が複数見えている」ということでもあります。選択肢が複数見えているから、決められないわけですね。

しかしながら、ついつい「決められない」ことに対して思い悩んでしまうのですが、そのためには「複数の選択肢」がまず必要であり、選択肢を複数感じれること、気づけることというのは、柔軟性があるということの1つでもあります。

また、人のことを無意識のうちに気にしてしまって、優先してしまう場合には、人への共感能力の高さを表しています。

もちろん、共感能力も高いままに、ときには自分でも決められる力がある、というのは非常に魅力的だと思いますが、まずはその『共感能力が高いということかもしれない』ということはこころの隅に入れておけるといいと思います。

 

さっさと決める力、じっくり考える力

隣の芝はなんとやら、という言葉がありますが、実はまさにここにもそれに近いことは潜んでいて、「なかなか決められない」ということで悩む人は、「さっさと決められる人」に対して、尊敬の念を持ったり、憧れたりするのですが、「さっさと決められる人」は、その人はその人で「もっとよく考えてから動けよ」と言われていたりして、「じっくり考えを深められる人」に対して憧れを抱いていたりするんですね。笑

なので、それぞれに長所があって、一長一短なのですが、『なかなか決められない』『決める力がない』と悩んでしまう人は、『じっくり感じ、じっくり考える力があるということのかもしれないな…』『もしかしたらこれ自体に憧れを持ってくれる人もいるのかもしれないな…』と、ほんの少しで大丈夫なので、思ってもらえたら良いなと思います。

 

「自分で決める力」を育てる方法

こころのエネルギーゲージを尊重する

自分で何かを決めるにしても、「決める」ためには、こころのエネルギーが必要になります。そして、このこころのエネルギーがなくなってしまうと、決めることも何か行動することも億劫になってしまい、何も手につかなくなってしまうので、こころのエネルギーの量、エネルギーゲージを自分で感じながら、少しずつやっていくことが重要です。

①自分の気持ちに気づけたらOK

まず、最初のファーストステップですが、それは「自分の気持ちに気づけたらOK」ということです。

『自分で決めなきゃ!!』と焦って、いきなり突進するとこころが疲れてしまうことがあります。なので、まずはそのもう1歩前、2歩前の、「自分の気持ちに気づけたらファーストステップクリア!」というところからはじめてみましょう。

何かを決める時というのは、先ほども少しお話しした通り、「こころのエネルギー」が必要になるのですが、そのエネルギーとなりうるのが「自分の感情」です。

もちろん、感情だけで物事を決めているだけでなく、理性や論理によって判断を下し、それに基づいて決めるということもあります。

ですが、理性だけでは決められなかったり、理性だけでは1歩踏み出せないことがあるように、「気持ち」や「感情」というものの力も非常に大きいんですね。

なので、その「決めるためのエネルギー」を育てるためにも、「自分の気持ちに気づく」「気づいてあげる」というところからはじめてみてください。

そして、気づけたら、その段階でまず「よし!OK!」を自分に出してあげてください。

②チロルチョコからはじめよう

さてさて、そうして自分の気持ちに気づけるようになって、感情のエネルギーを貯めるということも理解してきたら、実践に踏み出してみましょう。

ですが、このときもいきなり「大きな決断」からはじめる必要はありません。

まずは、小さな決断から始めましょう。

時間がなかったとしても、焦りが募っていても、とりあえず目の前のチロルチョコからはじめてみましょう。笑

そうすると、こころが一度落ち着きます。

チロルチョコからはじめるというのは、どういうことかというと、まずコンビニに行って、目の前に複数のチロルチョコを発見します。

そして、そこで、①でお話ししたように「自分の気持ち」に気づいてみます。

たとえば、『こってり系のものを朝食べたから、今はちょっとさっぱりしたいな』ということに気づいてみます。笑

そうしたら、それに基づいて「いちご」に決めるのです。

それくらいなら…(笑)

『おいおい、それくらいだったらいつもできてるわ』ともしかしたら思うかもしれません。それなら、むしろそれはいいことです。それは「実は決められてることもあった」ということに気づけたということなのです。

先ほど「こころのエネルギー」という話をしましたが、決断にはこころのエネルギーが必要で、でも、そのこころのエネルギーは『自分はできていない…』という思考によってもじりじり削られていってしまうんですね。

一方で、『自分はできてるところもあるかも』ということに気づくことができれば、じりじり削ってしまうことから自分を守ってあげることができます。そして、少しずつではあるかもしれませんが、「エネルギーを補充」していくことができます。

もし、さっきのチロルチョコの話のように(笑)、日常生活の中で「決められているところ」があるとしたら、そこにぜひ気づいてみてください。

さらに、それができたら、今日までの半生も振り返ってみてください。その視点で見てみると、『意外に自分で決めて来れたこと、決めて来れた部分もあったかもしれない…』と気づくことができます。

それは部活かもしれない、勉強かもしれない、学部学科かもしれない、恋愛かもしれない、いろいろあり得ますが、よかったら少しだけで大丈夫なので、ちらっと振り返ってみてください。

 

まずは気づけたらOK、チロルチョコからでOK、こころのエネルギーを満たしてみてください

後半、少し脱線しましたが、「決められないということのもう一側面」というところをちょっと覗いてみることからはじめて、こころのエネルギーゲージの話、気づくこと、チロルチョコの話などを順にお話ししてきました。

今回の話は聞き流していただくだけでも大丈夫ですし、今すぐとか明日から実践していただいても大丈夫ですし、こころの片隅に残って、いつか思い出して実践していただいても大丈夫です。

いつか少しでもお役に立つ日、瞬間がきましたらうれしく思います。

最後までご覧くださってありがとうございました。

 

こころのエネルギーの話に直結する「自己肯定感」の話はこちらで確認していただけます。よろしければ、合わせてサラサラっとご覧くださいませ。

>>『自己肯定感を確実に高める方法〜大人でも大丈夫、9900通のメールからわかったこと〜』

「自分で考える力」をつける方法はこちらにまとめています。

>>『「自分で考える力」を10倍高める3つの方法』

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