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『心機一転、新しいことを始めたい』『自分の強みを活かして、自分にしかできないことができたらいいな』『自分の強みを見出して、磨き上げて、社会の役に立てていきたい』
そんな風に思うこと、感じることがあるかもしれません。しかしながら、そう思う一方『なかなか自分の強みがわからない』ということもあるかもしれません。
人生をかけて取り組みたいことを「ライフワーク」と言ったりもしますが、自分の強みを活かして、ライフワークとして構築することができたら、それ以上の喜びはないですよね。
僕自身もかつて、自分のやりたいことや自分の強みを探して、だけどなかなか見つけられなくて、自信が持てなくて、ということがありました。
その後、自分の強みを見出して、磨いて、ライフワーク化することができ、かつての自分と似た状況の人の相談に乗らせていただく機会も増えました。
今回は、それらの経験を踏まえて、強みが見つからないトリックを解説していけたらと思います。もちろん、これはあくまで可能性の1つですが、この視点が「強み発見」の1つの「風穴」になるかもしれません。
Contents
自分の得意なことや強みが見つからないトリックがある
自分の得意なことや強みを探そうと思ったときに、すぐにダイレクトに見つかったらそれはとても効率的なのですが、なかなかそうはいかないという場合もあると思います。
『なぜ見つかりにくいのか?』ということについて話していきたいと思います。自分の得意なことや強みほど、見つかりにくかったり、見つからないトリックがあります。
このトリックに気づくだけでも、その次の瞬間から「自分の強み候補」に気づいていけるかもしれません。
強みが見つからないトリック
それは、「得意なことであればあるほど、強みであればあるほど、本人にとって当たり前のことである」ということです。
そもそも「強み」というのは何かと言えば、ズバ抜けてできることを言いますよね。そして、このズバ抜けてできるというのは、圧倒的にできるということなわけですが、この圧倒的にできることというのは、他の人にとっては難しいことを「当たり前のように」やれてしまうということなんですね。
そう、つまり「自分の強み」というのは「自分にとっては当たり前だけど、人にとっては当たり前じゃない」部分のことなんですね。
でも、自分にとっては当たり前だからこそ、自分にとっては空気のようなもので、見つけにくかったりするんですね。
「強みの定義」をもう1回見てみる
自分自身が人の強みを感じる時というのは、当然ながら『あの人すごいなあ〜』というように感じるわけで、そうなると必然的に自分の中で「強み=すごいところ」というイメージが強化されていきます。
なので、自分の強みを探そうと思ったときにも、「自分のすごいところ」を探そうとするのですが、往々にして、自分のすごいところにおいては、「もっとすごい人」を知っていたりするんですよね。そして、それによって『自分はすごくないな』と感じて、強みがないなと感じてしまったりするんですね。
たとえば、絵が上手い人ほど、「絵がもっと上手い人」に意識が向いていたりして、「自分なんて大したことない」という意識が強かったりするんですね。
でも、そもそも絵をまともに描ける人っていうのが100人中10人とかしかいなかったりするんですよね。そして、その90人にとっては、たとえ上手い10人中10番目の上手さだとしても、圧倒的に「うまい」んですよね。
だとしたら、90人から見たらそれは圧倒的に「強み」なんですよね。しかも、そのこと(絵を描くこと)に対して『いや、全然すごくないよ、これくらい普通だよ、大したことないよ』なんて思っていたとしたら、「人がすごいと思うレベル」を「当たり前」としてやれているという「ますますすごい」ことなんですよね。
もちろん、100人中1位くらいのレベルになれなきゃダメだ、というように思う人もいるかもしれません。でも、それを「1つの強み」として認識できて、受け取ることができたら、自分の強みをキャッチするアンテナの感度が良くなったら、その先でまた別角度から気づく「もう1つの自分の強み」と出会って、掛け合わせることで、「100人に1人」になれるかもしれません。
強みの定義を置き換えてみると…
自分の中の強みの定義を「強み=すごいところ」ではなく、「強み=(自分にとって)当たり前のところ」と、ためしに置き換えてみてください。
そうしたら思いがけず『え、もしかして、これ自分の強みなの?』と自分の強みと出会うことができるかもしれません。
そうすると、自分のスコトーマ(盲点)が外れて、急にそれまで見えていなかったことが見えるようになってきたりします。そして、それが自分の強みの発見と自分の強みへの確信へと導いてくれます。
今回の話が自分の強みと出会うきっかけの1つとなりましたら、嬉しいです。またの機会に、また別記事としてさらにもう1つ、自分の強みを見つけるルートの話もできたらと思っています。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。