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こころに世間の目が向くようになってから久しいですね。戦争を終え、高度経済成長期を経て、ある程度、物質的に豊かになってきたことで、こころをはじめとした、非物質的なところにも注目が集まるようになってきました。
そうして、こころについて語られる機会が増えてきましたが、今回は「折れない心の作り方」というテーマでまとめていけたらと思います。(これはシリーズ化していきたいと思ってます)
Contents
軽度の骨折無数、複雑骨折、粉砕骨折→スモールビジネス起業→FMラジオ
僕自身、こころにおいて軽度の骨折は多数、複雑骨折、粉砕骨折(笑)もあって、自分の豆腐メンタルを幾度となく呪いました。
中学生の時の部活なんてつらくて毎日やめたいと思っていたし(笑)、周りの目はよく気にしちゃうし、2浪した挙句に受験大失敗して、無名大学(Fラン文系)に行くことになったときなんて、もうどうしようかと思いました。
ただ、そうは言っても現実はどうにかしなきゃならないわけで、どうにかせざるを得ないわけで、どうしたらいいものかとよく考えたものでした。
でも、そのときに僕のネックだったのが「こころが折れやすすぎる」ことと「それゆえビビリでチキンすぎて行動できない」「1歩1歩が牛歩レベル」ということでした。
頑丈にできない、強くできない、強固にできない
「こころを頑丈に強くする」ということができなかったので、どうにかその他の方法(考え方)を見出して磨いていった結果、結局大学は1年で中退して、スモールビジネスですが起業して、自分のやりたいことを仕事にして、比較的毎日ゆったり安全に(こころの面で笑)過ごせるようになりました。
昔の自分では考えられませんが、ものの捉え方や考え方、こころに関する相談などのメールのやりとりも9900通を超えて、FMラジオの心理学系の番組にメインゲストとしてお招きいただき、お話しできるようにまでなっていました。
「硬く」する「以外の」強くする方法
「折れない心」というと、「硬く硬く頑丈にして、強く強くする」というイメージがあると思います。かつての僕自身はそういったイメージを持っていました。
だからこそ、こころを折れないようにするためには、「硬く頑丈なものにしないと!」というように思っていました。そして、そのためには、あらゆるものにどんどん果敢な挑戦をして行って、こころを鍛えなければと思っていました。
真っ赤な灼熱の炎を焚いて、さらにそこにどんどん薪を焚(く)べて、燃料投下して、どんどん炎を大きくしていって、なんでも燃やせるようにしないと、強い炎にしないと、と思っていました。
でも、僕の場合はそれはできませんでした。
人によっては、それができる人もいるのだとは思いますが、僕の場合はそれをやろうとすればするほど、こころが空っぽになって、枯れて、何も手がつかなくなっていってしまうような感覚でした。何にも達成してないのに燃え尽き症候群、みたいなそんな感じだったかと思います。
そんな感じだったので「硬く」「強く」していくことは叶わず、他の手段やルートを模索せざるを得ませんでした。ですが、結果的にはそれを見出して、実践し、ブラッシュアップしたことで「真っ赤な炎スタイル」のときよりも格段にこころが折れなくなって、様々な結果も出るようになりました。
硬くしても折れない、しなやかにしても折れない。
「強さ」には2種類あると思っています。
1つは、硬く硬く頑丈で強固な強さ。そして、もう1つはしなやかな強さ。
僕自身の体験からもそうですが、ご縁あって業種職種問わない様々な方のご相談に乗らせていただく中でも感じたのが、「硬く頑丈な強さ」を自分の中心に据えるとうまくいく人と、「しなやかな強さ」を重視した方がうまくいく人がいるということです。
もう少し具体的に言うと、「硬く頑丈な強さ:しなやかな強さ=7:3」の方が性に合う人と「硬く頑丈な強さ:しなやかな強さ=3:7」の意識の方が合う人がいる、ということです。
たとえば、動物でも肉食動物もいれば、草食動物もいるように、人によって「こころにどんな栄養(言葉や意識)を入れた方がいいか?」というこころの体質みたいなものがあります。
なので、もし「硬く強く」する方向で「折れない強さ」を身につけられなくても、「しなやかに強く」する方向で「折れない強さ」を身につけられれば大丈夫です。
1本1本の話が長くなりすぎても大変なので、今回はサクッとプロローグとしてここまでにしたいと思います。今回のポイントは、「こころを強くする方法は2つある」ということ、「強さには2種類ある(あっていい)」ということをお話しさせていただきました。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
>>続編はこちら『折れない心の作り方〜しなやかな強さを手に入れる〜』(執筆完了)