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やりたいことがあるのにできない、何故だか1歩踏み出せない、そんなことがもしかしたらあるかもしれません。僕自身も『やりたいことがあるのにできない』『やりたいことのはずなのにできない』と何度も思ったことがあります。
でも、そう思いながらも「かつてそう思ってできなかったこと」で「今ではできている」ことがいくつもあります。そして、それは心の中心に据えていた1つの考え方のおかげかもしれません。
そのお話をお届けすることで、何かのお役に立つことがあったら嬉しいです。
Contents
ルートはいろいろあると思う
「やりたいことができない」ということに対しては、いろんなことが言われると思います。いろんな言われ方をされると思います。
中にはドギツイものや、キツイ言葉だけど深い愛を感じられるものだったり、尻を叩いてくれるようなもんだったり、様々なものがあると思います。
ドギツイ言葉をいただいて、それをパワーにしてやりたいことの実現に踏み出していくというのも1つのルートだと思いますし、いろいろなルートがあっていいと思います。
ただ、僕の場合はあんまりそういうのが得意じゃなくて、しっくり来なかったので、どうしたもんかなあとよく考えたものでした。
必要な優しさのタイプ
何が優しくて、何が冷たいのかというのは一概には言えないところがあります。
「大丈夫だよ」というその言葉がそのまま優しさということもあれば、それを冷たいと感じる人もいるかもしれません。一方で、きつい事を言ってグサッと突き刺してくることが冷たいと感じる人もいれば、それこそが正面から向き合ってくれている優しさであると感じる人もいるかもしれません。
そのどちらも「優しさ」であっていいと思うのですが、それと同時に、自分に「必要な優しさのタイプ」というのは人によって違ってもいいと思っています。
今からする話が、もし自分のこころにフィットしそうでしたら、お使いくださいませ。
感情のコップの話
こころの中には感情のコップがある
こころの中には、感情のコップがあります。
そして、そこにはいろいろな思いや感情が入っていきます。
「喜」という感情も、「怒」も、「哀」も「楽」も。
しかしながら、「喜」はよくて、「怒」はよくない、「楽」はよくて、「哀」はよくない、といったような感情ごとの優劣や善悪の区別はありません。
そのどれもが「未来のエネルギー」という点では等しく存在しています。
「喜」や「楽」を原動力としてさらなる光に向かって行動が起こされることもあれば、「怒」や「哀」の感情が原動力となって、光に繋がる行動が生まれることもあるでしょう。
すくい出すのも1つ、あふれるのを待つのも1つ
こころのコップの中の水が外側に出たときに、それが「行動」に変わります。そして、水を外に出して行動に変える方法は2つあります。
1つは中からすくい出して行動に変える方法。もう1つは、あふれるのを待って、あふれた分ずつ行動に変えていくという方法。
無理にすくい出そうとしすぎると、コップが枯れてしまうかもしれない
どちらの方法も等しく有効な方法ですが、真面目でまっすぐな人ほど、「すくい出す」方に注力しすぎてしまうことがあるかもしれません。
「権利」だったはずのものがいつのまにか自分の中で「義務」に変わっていってしまっているのかもしれません。
もちろん、それは生来持っている責任感の強さや完遂能力の高さの現れでもあるかもしれませんが、自分に発破をかけてコップから無理やり水をすくい出して行動に変えようとしすぎると、コップの中身が枯れてしまうことがあるかもしれません。
そんなときには、貯まるのを待ってあげるのも1つですし、待ってあげてもいいものです。
「やりたいことがやれない」に置き換えてみる
「やりたいことがやれない」という状況は、もしかしたら、感情のコップに水を貯めている段階なのかもしれません。
『やりたいのにやれない』『もどかしい』『なんでできないんだろう』、そういった感情含めて、感情をコップの中にエネルギーとしてひたひたに貯めている最中なのかもしれません。
もしそうだとするなら、現時点で「やりたいけどやれない」のなら無理をしてコップからすくい出そうとせずに、待ってあげてもいいのかもしれません。
やりたいと思ってからやるまでに時間がかかるものもあれば、やりたいと思ったその直後にはやっているものもあると思います。
それは、その対象が必要としているコップのサイズが違って、あるものは一瞬で貯まってすぐ溢れ出して行動に変わるけれども、あるものはコップのサイズが大きくて貯まるのに時間がかかるものなのかもしれません。
だとするならば、自分の中で「やりたいと思ってすぐにできること」もあれば、「やりたいと思ってもなかなかできないこと」もある、というのはあっていいことなのだと思います。
そういった幅を自分の中に持たせてあげられると、それだけでほんの少しこころがかろやかになるかもしれません。
今回のお話が、いつか何かのお役に立つことがあったら嬉しいです。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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