ご覧いただきありがとうございます。
先日の記事で、「ライフワークとは何か?」、「ライフワークの2つの見つけ方」をお話ししました。
(参照:『ライフワークとは?そしてライフワークを見つける2つの方法』)
今回は、その先日の記事の中でもお話しした「好きなことを見つける」という部分について、掘り下げてお話ししていきたいと思います。
Contents
最初は見当も付かない自分の好きなこと
今でこそ、僕自身も好きなことを仕事にし、ライフワークにし、全国からいろんな人が来てくれて話を聞いてくれたり、FMラジオにメインゲストとして2週連続で出演させていただいたり、好きなことをして充実した日々をお陰様で送ることができています。
しかし、当初、好きなことをして生きていい、好きなことを仕事にする、好きなことを見つけて、ライフワークにする、といったようなことが頭にありませんでした。
世間一般で「かっこいい」「羨ましい」と思われているような一流企業のエリートサラリーマンとか、そういったイメージが脳内にあって、ある種の世の中的なレールに乗って来ていたので、いきなり「自由に好きなことをやっていいよ」という世界に出会っても、そういう世界を知っても、なかなか好きなことを見つけられなかったんですね。
好きなことが見つかる鍵は自分の感情
で、どうしたものかと思ったわけですが、その後、「感情」がキーであるということに気づくことができました。
基本的に、かつての僕自身を含め、多くの人の場合、社会で生きていく中で、周りに合わせて自分を抑制して生きることが多くなってきます。例えば、「感情」もその抑制するものの1つです。
遡れば、保育園や幼稚園、小学校の頃から集団生活が始まり、1日の大半の時間を「だれか」と「集団の中」で過ごすことが多くなります。
そういった中で、これは良いことでもありますが、周りに対して気を配ったり、気遣いしたり、「協調性」というものを学び、体得していきます。
ただ、そのとき、自分の感情に蓋をしすぎてしまうようになる、ということもあったりします。
そして、感情を表に出せないので、無意識のうちに、そもそも感情を感じないようにするようになったりします。
そうなったときに、自分の「感情」という、ある種の「好きのセンサー」が蓋をされて、「自分の好きなもの、好きなこと」がわかりにくくなってしまったりするんですね。
で、これというのは、「悪いこと!」ではなく、この経験も十二分に大事だと思いますし、現に、もし好きなことをライフワークにし、天職にもしていく、仕事にもしていく、としたとき、この力(磨いてきた人への共感能力や協調性)はしっかりと存分に役立ちます。
自分の感情を呼び戻し、自分の好きなことを見つけるためには?
それでは、どうしたらこの「好きのセンサー」の感度が戻り、自分の好きなことがわかるようになっていくのでしょうか?
①感情を感じていいと許可する
まず、自分の感情を感じることを自分自身に許可します。
感情を感じることを自分に許可、と言ってもなかなかイメージがつきにくい人もいるかもしれません。
そのときには、「感じた感情を実況する」ということをしてみてください。
イライラしたら、『あ、イライラしてるー!』、悲しくなったら『ああ、悲しんでるなぁ』、嬉しいときには『ああ、めっちゃ嬉しいこれ!』というように、自分の感情を蓋をする前に、そのまま感じてみてください。
そうすると、自分の感情が明確に感じられるようになってきて、その自分の感情を通して、「自分というものの輪郭」が見えるようになってきます。
なぜか?
というのも、これはあなたも経験があると思いますが、とある1つの出来事が起こったとき、自分は『嫌だな』と感じたのに、あなたの友人は「え、よかったじゃん!」と言ってきたりしたことって、ありませんか?
もしくは、自分だったら『絶対やりたくないな』と思うことを、友人が嬉々としてやろうとしていたり。
これはどういうことか、というと、「出来事は1つ」なのに、人によって受け取り方、そのとき生じる「感情」が違うということなんですね。
「自分」というものがあって、それによってその出来事に対して「感情」が生まれるわけです。
そして、出来事は同じでも、感じる感情は人によって違うということは、その感情の違いがある種の「その人の個性」を表している、ということでもあるわけです。
そう、だからこそ、自分の感情をじっくりと見てみることで、「自分自身とは何者か?」、「何が好きで何が嫌いなのか」「どんなことを大切にしているのか」といったような、「自分の個性」がわかってくるんですね。
②感情日記をつけてみる
感情を感じたら、どんなことにどんな感情を感じたのか、紙に書き出してみたり、少しの間、日記をつけてみるといいです。
紙に書き出したり、「感情日記」をつけてみると、「自分が何にどんなことを感じたか?」というデータが蓄積されていくので、どんどん「自分自身」というものの輪郭が明確になっていきます。
このとき、些細なことでも書き留めるようにしてみてください。
例えば、アイスを食べてすごくおいしいと思った、とか、ご飯の時間が待ち遠しくてしょうがなかった、とか、仕事でこんな言葉をもらって嬉しかった、とか、人が多い電車は苦手だな、とか、逆に、人が多い方が賑やかで自分は好きだとわかった、とか、本当に些細なことでもいいので、書き貯めていってください。
③負のことから逆算してみる〜じゃあ何が好きなんだろう?〜
日常生活の中の感情に目を向けてみると、負の感情に気づくこともあると思います。
でも、それも実は、自分の好きなことを見つける1つのチャンスです。
何かを『いや』と感じるその裏側には、何かを『好き』と感じたり、好ましく感じている、ということがあります。
例えば、簡単な例を出しますが、休みの日に人混みに入ったときに、『いやだな〜』と感じたとしたら、その裏側には、「人気(ひとけ)の少ない静かでゆったりできる空間が好き」ということがあるかもしれません。
そうなったら、「ゆったりした静けさが好き」というところから、「どういう風に人生に取り入れられたら最高だろう?」と発想し、「文章を書きながら静かに暮らせたら最高かも…」というように「好きなこと(スタイル)」や「理想の生活」が明確になってきたりするのです。
というように、「好きなことは何?」となったときには、なかなかわからなくても、「いやなこと、いやなものは何?」ということは結構よくわかる、ということもあると思います。
ですので、『いやだな〜』と感じることがあったら、ぜひそこから「ということは、何が好きなんだろう?」と「逆算」してみてください。
そうすることによって、負のことからも好きなことの手がかりを見つけることができます。
ということで、「自分の好きなことを見つけるための鍵は感情」ということと、「感情を感じて好きなことを見つける方法」についてお話ししてきました。
今回の話の理解をより深めるための補足的な感じで、いずれ僕自身がどうやってライフワークを見つけたのか、という実際の例もお話しできたらいいなと思います。
ということで、今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
「ライフワークとは何か?とライフワークの2つの見つけ方」の復習はこちらからできます。
>>『ライフワークとは?そしてライフワークを見つける2つの方法』
好きなことを見つけたり、ライフワークを実現したり、理想を引き寄せるにあたって「心のエネルギー」となる自己肯定感の高め方の記事もぜひ参考にご覧ください。明日から少しずつ幸せが大きくなる秘訣をお話ししています。
>>『自己肯定感を確実に高める方法〜大人でも大丈夫、9900通のメールからわかったこと〜』