ご覧いただきありがとうございます。
僕自身かつて非常にエフィカシーが低かったということ、そして、エフィカシーに深く関連する分野における9900通以上のメールのやりとり、500時間以上のセッションで助言させていただいてきた経験を踏まえて、「エフィカシーとは何か?」「エフィカシーを高めるためにはどうしたらいいか?」といったお話をまとめたいと思います。
Contents
エフィカシーとは?
エフィカシーは、「自己効力感」とも言われます。
では、自己効力感とは何なのか、ということですが、
自己効力感 (じここうりょくかん)(self-efficacy) とは、自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できるかという可能性の認知[1]。心理学で用いられる。
(出典:Wikipedia『自己効力感』)
と、Wikipediaではまとめられています。
世の中でエフィカシーという場合には、「セルフ エフィカシー」のことを言うことが多いのですが、このセルフエフィカシーの訳語としては、この「自己効力感」の他にも、「自己可能感」と訳されることもあります。
この2つの訳語の雰囲気からも感じていただける通り、もう少しわかりやすく、口語的に言うと、エフィカシーというのは、「自分にできそう!」と感じるその感覚、ということですね。
例えば、野球のバッターがピッチャーを目の前にしたときに『自分ならこのピッチャーを打てる!』と思えたとしたら、感じられたとしたら、それは1つの「エフィカシー」、「自己効力感」がある、ということですね。
他にも、とある仕事を目の前にしたときに『この仕事自分にもできそう!』という感覚だったり、目の前の個別具体的な仕事に限らず、もっと広い意味での仕事においても『自分は仕事できる!』という感覚があれば、それもエフィカシー、自己効力感がある、ということですね。
また、自分の理想の未来や理想のライフスタイルがあったときに、それらについて『自分に実現できそうだ』と思ったり、『自分にも叶えられそうだ』と思ったとしたら、エフィカシーがしっかり高い、ということができます。
理想を実現したり、やりたいことを実現するときに要になる
ここまで読んでいただいてお気付きの通り、この「エフィカシー(自己効力感)」というのは、自分の理想の人生や理想のライフスタイル、やりたいことを実現したいときや、特定の物事を成したいときに、大事になってくるということを感じていただけると思います。
もちろん、「できそうにない」なんて思っていても、「なぜかできた!」ということもあると思いますし、必ずしも「自己効力感がないとできない」ということではありません。
ただ、この「エフィカシー(自己効力感)」があったり、高かったりすることによって、何かに挑戦しようと思ったときに、1歩を踏み出しやすくなったり、「自分の本当の理想」に対しても果敢にトライできるようになり、「理想を実現しやすい自分」になることができます。
また、このエフィカシー(自己効力感)が高いことは、周囲の人にも伝わりますので、結果的に魅力的に映り、多くの人が集まってきてくれたり、異性にモテたり、ということもあるでしょう。
さらに、当ブログの中心テーマにもなっている「引き寄せの法則」においても、エフィカシーが高いことは引き寄せを加速させることに繋がりますので、要になってきます。
エフィカシーを高めるためにはどうしたらいいか?
エフィカシーを高めたいとなったときに、具体的にどうしたらいいか、ということをお話していきたいと思います。
①守る<ゆるませる>
まず、1つ目が守ることです。
『え?高めたいのに守る?』
と思ったかもしれません。
でも、これが実は落とし穴といいますか、見落としやすいポイントです。
これは先日の「セルフイメージ」の話のときにも例えた話ですが、エフィカシー(自己効力感)というものも、「積み木」に例えることができます。
二重跳びを跳ぶという目標、夢があった場合
たとえば、『二重跳びを跳ぶこと』という目標や夢があったとしましょう。
そして、『自分にも二重跳びができるかも!』というエフィカシーを高めることを通して、改善を繰り返しながら、練習を継続することができ、結果的に二重跳びが跳べるようになる、としましょう。
そのとき、そこには小さなエフィカシー(自己効力感)の積み木があります。
まずは、
「1.前跳びができた!」
というのがあるでしょう。
そして、
「2.前跳び余裕だぜ!」
というのがあって(笑)
「3.サトシくんが二重跳び跳べるようになってる!!自分にももしかしたら…!!」
というようになっていくケースがあるとします。
このとき、それぞれが、立派な「効力感の積み木」なんですね。
1歩ずつ、二重跳びが跳べるかも!というところに近づいていく(エフィカシー)が高まっている、ということなんですね。
自分で自分の積み木を守ってあげる
ただ、自分に必要以上にダメ出しをするクセがついている場合、例えばこの3つまで積み上がったエフィカシーの積み木をスッパーンと崩してしまったりするんですね。
もちろん、人によっては『なんて自分はダメなんだ!』と自分にプレッシャーをかけることで力を発揮しやすくなるタイプの人がいたり、『くそっ!!』と悔しさをエネルギーにできるタイプの人もいます。
そういった人の場合には、時に、自分に発破をかけるのもいいと思います。
ただ、そういうタイプじゃないかな、そういうのは自分に合わないかな、と思う場合には、堂々と「自分で積み木を守っていい」のです。
自分で自分の積み木を守ってもいいんだ、自分で自分に優しくしてもいいんだ、ということを知って、積み上げたエフィカシー、効力感を守りながら、1歩ずついきましょう。
2.育てる<褒める>
そうやって、自分のエフィカシーを上手に守れるようになったら、少しずつ積み上げていきましょう。
でも、ここでもポイントがあります。
積み木を小型化していい
それは、「1つ1つの積み木を小さくする」ということです。
たとえば、先ほどの二重跳びの例であっても、先ほどのように、
1.前跳びができる
2.前跳びが余裕になる!
3.身近にできている人を探して、自信をつける
といったように、「3つの積み木」に小さく、細分化されていますね?
そう、このように「1つ1つの積み木を小さくしていい」んですね。
どれくらい小さくしていいの?小型化の目安
そのときの目安は、
『え、これはさすがに小さすぎるでしょ(笑)』
となるくらいです。笑
『このくらいかな』と思うサイズの「もう1サイズ小さめ」でOKです。
『これくらいさすがにできるよ〜!(笑)』と笑っちゃうくらいのサイズにしていいのです。
むしろ大事なのは、「どれだけ小さな積み木でも自分を褒めてあげられるのか?」ということです。
大きな目標や夢を掲げて、それを達成したい!叶えたい!と励むこともとても素晴らしいことですが、それと合わせて、「大きな目標や夢」だけでなく、「小さな1歩」すらも認めてあげられる、褒めてあげられる自分になれたら、素敵で魅力的ですよね。
そして、そんな人は、きっと周りの人に対しても「些細なこと」でも、「小さな1歩」でも、その人のがんばりを見つけてあげられたり、褒めてあげられたりする人となり、ただ「自分のエフィカシーが高い」だけではない、「人のエフィカシーまでさりげなく高めてあげられる」人になります。
そんな人は、この上なく魅力的ですね。
ということで、ここまでの話をぜひもう一度ざっと読み返して、おさらいし、自分の頭の中で再整理してみてください。
このように、自分のエフィカシーを高めるということと、自分を認めるということは、密接に関係しています。そして、今回の「2.育てる<褒める>」という中では、「今→未来」の中の話をしていますが、「過去を振り返ること」を通しても、エフィカシーは高めることができます。
そのことについては、こちらの『自分を認める方法』という話の中で詳しくしていますので、ぜひ、合わせてこちらもお読みください。
2倍、あなたのエフィカシーが上がりやすくなります。
>>『自分を認めるための3つの方法〜ありのままの自分を認められるようになる〜』
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。