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今回は、「心を強くする」ための方法には2つある、というお話をしていきたいと思います。
僕自身、かつては「1つ」しか知らず、というか「1つ」しかイメージできず、世間でもそのイメージが強かったため、どうにか「その1つ」で自分を強くできないものかと考えたものでした。
しかし、それが上手くできず、むしろ心がもろくなったり、壊れやすくなったり、心の骨粗鬆症みたいな感じになったので、自分には「心を強くする」なんて無理かと思いました。
その後で、発想の転換、別の視点、切り口が生まれ、その方向性から結果的に強くしていくことができました。
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心を強くするために、「強く」なろうとすると苦しい
僕自身、結構色々考えすぎたり、気にしすぎたり、打たれ弱さがあったりして、『心を強くしたい』と切実に何度も思いましたし、考えました。
例えば、小学生の頃から野球をやっていて、中学校でも引き続き野球部に入って野球をやる、運動部でみっちり練習する、ということをやっていましたが、辛くて仕方なかったですね。笑
練習で自分を痛めつけて「爽やかな笑顔でキラッ」みたいなそういうのが無理で、ただきつかったという。笑
苦しいと言いながらも、その苦しさを糧にして、バネにしていける人種を見て、羨ましく思ったものです。
でも、『強くならなければいけない』というような観念は自分の中にあって、それは今挙げた部活においても、部活以外の例えば勉強であっても、何であっても、『強い心でやって行かなきゃ』みたいな感覚はずっとありました。
例えば、中学生の時の部活の横断幕は「全力疾走」でした。紅の布にデカデカと「全力疾走」の文字。全力で失踪したかったです。
でも、「部活の顧問の先生」という部活の中の1番偉い人(笑)がそういうんだから、それしかないわけです。
もちろん、この「全力疾走」という考え方によって、自分の心の体力の最大値(強さ)が伸びた部分もあるかもしれません。
ただ、僕の場合は「(エネルギーを)使い果たす」ことは「快感」ではなく、ほとんど「苦しさ」にしかならなず、『自分には合わない』ということが後々わかるようになりました。
強くするというのは、突進&突破
心を強くするために、文字通り『強くしよう!』ということは、「突進&突破」ということができると思います。それこそ、「苦しい時こそより一層の全力疾走だ!」という感じですね。
ただ、折れないくらいに強靭にする方向で行ったときに、むしろ折れてしまう、というタイプの人もいます。
そういった場合、折れないくらいに「強くする」のではなくて、折れないように「しなやかにする」ことが1つのルートになります。
僕の場合は、人生の序盤で前者の「折れないように固く固くして強くする!」というルートで全然上手く行かず、むしろ心がもろくなって、エネルギーが出なくなって、何にもできなくなるということになっていきましたが、途中から「しなやかさという強さ」というルートを見出し、そっちを選んで進んでいきました。
「固い強さ」ルート「しなる強さ」ルート
「強くて折れない」ということには、今お話ししたように「固くて固くて折れなくて強い」というものと「しなるから折れなくて強い」というものの2つがあると思います。
「気合い」や「根性」が苦手な場合は、この「しなやかさ」を磨くことが、結果的に「強さ」に繋がっていきます。
僕の場合は、何をしなやかにしたかというと、「思考」をしなやかにしていきました。
思考のしなやかさを磨いていくことで、「ポキッ」と折れることが少なくなり、「思考の柔軟性」が「心の柔軟性」に繋がり、「出来事や物事や人を気にしすぎることからの解放」に繋がっていきました。
結果的に、「自分を自分のまま保ちながら進める強さ」が少しずつ育っていきました。
まずは、「心を強くする」方法は1つではないということ、「その1つができなければならない」ということでもない、もう1つのルートもある、と知ることが、これから心を「本当に強くする」上でのヒントになったり、心のエネルギーになったら嬉しいです。
ということで、今回は「心を強くする2つの方法の存在」「2つのルートの存在」についてお話ししました。
またの機会に、「思考のしなやかさ」を育てることによって「しなやかな強さ」を身につけていく方法についてお話ししていきたいと思います。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
>>「心を強くするために、しなやかな強さを身につける方法」(順次更新)