自分を許すための、もう1つの選択肢【千手観音モードへ】

ご覧いただきありがとうございます。

散歩してからにしようかと思ったのですが、散歩前にお話ししようと思います。笑

さて、今回は「自分を許すための、もう1つの選択肢【千手観音モードへ】」というテーマでお話をしていきたいと思います。

僕自身も、自分自身との対話がすごく不器用で、自分を許すどころかダメ出しだったり、責めることだったり、自己嫌悪だったり、それはもうめんどくさかったです。笑

その後、心との付き合い方を学び、実践していくことになり、それから早7年が経ちました。

この7年の中で、まずは自分自身をどうにかすることから始まり、自分自身をなんとかする術を身につけたら、身近な友人知人とこころとの付き合い方の話をするようになり、いつの間にか紹介されるまでになって、その後、コーチングやコンサルティングまでさせていただけるようになりました。

そうして、気づけばメルマガのご感想だったり、相談メールのやりとりなどの総数が9900通を超えるほどになって、全国各地の沢山の方のご相談に乗らせていただくことができ、さらにこころに対する理解を深める機会に恵まれました。

今回は、そうした経験に基づいて、1つお話ができたらいいなと思います。

 

どんな方法でもいいと思う、その前提の上で紹介します

「自分を許す」ための手段や方法は、本当にたくさんあると思います。そして、いずれの方法であってもいいと思うし、「やり方」なんて考えずに「パッと許そうと決める!」なんていうのもまた、1つだと思います。

ただ、僕の場合は「ステップ」として「許す」ことを分解して、順にお伝えしているので、ここでも、そういった感じでお伝えできればなと思います。

 

「許す」までのステップを分解する

「許す」というのは「許すぞ!!!」という気合いだけではどうにもならないこともしばしばです。逆に、「許すぞ!!」と思えば思うほど、力が入れば入るほど、苦しくなってしまうということもあるかもしれません。

「許す」というのがゴールだとしたとき、そのゴールにダイレクトに飛び込んでいくのも1つですが、それが難しい場合に試してみてほしいなと思うことがあります。

それが、「分解」して、「許す」の前段階にのみフォーカスする、ということです。

 

「自分を許せる←ゆるませられる←受け止められる」

僕の方法論では、「自分を許したい」というポイントに出合ったときに、「ゆるそう!」とは考えずに、「とりあえず受け止めよう」というところから始めています。

「ゆるそう!」「ゆるしたい!」と力が入るほど、こころが緊張状態になってしまうので、そこに対して「一度フラットに」なるためにも、「受け止める」という方向に意識を向けます。

「とりあえず受け止める」というのは、「その事実」や「その現象」や「その感情」を否定せずに、『まあ、そうだよな』、『そう思いたくなるよな』、『そういう側面もあるかもしれないよな』と『しょうがないから100歩譲ってやるよ(自分に対して)』くらいの勢いで、とりあえず受け止める、という感覚です。

そうして、「とりあえず受け止める」「とりあえず」「とりあえず」と受け止めることを繰り返すうちに『まあ、いいか』の芽がほんの少し出てきます。

この『まあ、いいか』の芽が出るまでにかかる時間は、その対象の出来事によって変わりますが、どんどん上達していき、時間は次第に短縮されていきます。

このときに、いくつかポイントがあるのですが、そのポイントについて今から1つずつお話ししていきたいと思います。

 

受け止めると受け入れるは違う、受け入れられなくていい

まず、ポイントの1つ目ですが、「受け止める≠受け入れる」ということです。

受け入れるというのは、自分の「中」に入れる、という感じですよね。

一方、受け止めるというのは、自分の「前(外)」で手で受け止める、という感じですよね。

何らかの現象や出来事や事実を許せない状況というのは、それ自体が自分にとってのある種の「異物」のような感覚があるわけですね。

そういったときに、いきなり「受け入れよう=自分の中に入れよう」とすると、それは、拒絶反応が起こり得るわけですね。

なので、まずは「中」に入れなくていいので、「外」でいいので、キャッチする、という感じです。

拒絶したまんまでいいので、ただキャッチする、という感覚です。

 

A=Cを探してみる、レッツ探検

自分が許せないという状況というのは、例えば、自分の中に「A」というものを見つけて、それに対して自分に「OUT」とか「NO」を突きつけている状況なんですね。

どうして自分は◯◯なんだろう…、といったようなことがあって、自分が許せない状況になっていたり、自己嫌悪に陥っていたりするんですね。

そのときには、その裏側に「A=B=ダメ」とか「A=B=悪」とかそういった「目に見えない方程式」が身を潜めています。

『こう(A)ってことは、こう(B)でしょ?ってことはダメじゃん!』というように。

〜〜

たとえば、とある女の子がとある男の子のことが好きだとして、今日の朝、女の子が男の子に挨拶したとします。しかし、その男の子がなんかそっけないのです。

そんなとき、その女の子は『え、もしかしてなんかしちゃったかな』『いつのまにか嫌われちゃったのかな』と思うかもしれません。

ですが、実はその男の子は朝家を出るときに、お母さんに叱られたので機嫌がわるいのかもしれません。笑

〜〜

たとえばこれは、「そっけない=自分が何かしでかした=自分ダメ」という方程式が無意識のうちに高速で成立しているわけですね。

こういった「とある方程式」が無意識の中にあって、普段はなかなか気づくことがないのですが、こうした何らかの感情が現れたときに、ちらっと、本当にちらっとだけ、顔を覗かせます。

①自分の中にある「方程式」に気付ければOK

まずは、この自分の中の「目に見えない方程式」に気づくことができればOKです。

どうすれば気づけるのかというと、『自分がこういう感情になっているのはどうしてだろう?』と、たとえば紙の上で問いかけてみるのです。

そうすると、『だって、◯◯なんてダメじゃん!』みたいなのが出てきます。

そうしたら、そこで『ああ、◯◯はダメだと思っているのね』『ああ、◯◯は△△だと思っているのね』と気づくことができます。

このときは、この部分について何か変えようとかしなくて大丈夫です。

この思い込みを変えなきゃ!!とか思う必要もありません。

あくまで、方程式の存在に気づくだけでOKです。

それこそ、自分自身を実況中継するような、自分の感情にナレーションをつけるような、そんな感覚です。

 

②方程式の存在に気づいたら、自分の無意識に質問を投げかける

そうして、自分の中にある1つの方程式の存在に気づいたら、あとはただ1つの質問を投げかけるだけです。ここでもポイントは、「変えよう!」とか「変えなきゃ!」とか「何が何でも答え見出さなきゃ!」と思わないことです。放置です。

では、どんな質問かですが、それは『Cはないかな?』という質問です。

シンプルです。異常なまでにシンプルです。

先ほどもちらっとお話しした通り、無意識の中の目に見えない「A=B=ダメ」というような方程式があって、その結論だったり、感情に至っているわけですが、ここに対して、『Cはないかな?』と投げかけてみる、ということです。

例えば、さっきの男の子と女の子の例で言えば、『他に何かあったのかもしれない』という「C」はないかな、と無意識の中にポンっと投げ入れるのです。

そうすると、その「Cの可能性」が耳に入ってきたり、「ひらめき」という形で思い浮かんだりするんですね。

これは、引き寄せの法則(潜在意識の力)を問題解決に応用した形です。

 

普段からできる『C発見ストレッチ』

なかなか最初のうちは「方程式」の強度が恐ろしいまでに高く、Cという選択肢や可能性(解釈の可能性)がなかなか見えて来ないということもあると思います。

ですが、この『Cはないかな』と無意識に投げかけて、『あ、Cあった』を繰り返す中で、思考の柔軟性が増していきます。ストレッチを毎日少しずつすることで、少しずつ体が柔らかくなっていくことと似ています。

思考のストレッチということができると思います。

こうなると、脳内の方程式の組み換えがしやすくなってくるんですね。

また、こういったように脳内の方程式が変幻自在になってくると、瞬間瞬間で「精神的自由」「精神的ゆとり」を実現することができるようになり、「そのまんまの自分」だったり「ありのままの自分」でいられる時間がどんどん増えていきます。

 

「マイプチタブー」にトライ

身近な「マイプチタブー」

常日頃から、些細なことでかまわないので、ゆるめる(ストレッチする)ということをしていると、感情が揺らいだときにも「ゆるめる」を実践することができ、「Cを見つけて心穏やかにする」ということがテンポよくできるようになってきます。

この「ゆるめる」ということは、「頭の中でCを発見する」ということだけでなく、『これはやっちゃダメだろうな』と思う自分の中の「プチタブー」、「マイプチタブー」にちょいちょいトライすることで、ゆるめる力を育てていくことができます。

たとえば、自販機を目の前にして、『あー、どうしようかなー、どっちにしようかなー、決められないなー』という場面に出くわしたとき、『よし、両方買って帰ろう(笑)』という選択をしてみるとか。笑

本当に小さなことでいいんですね、例えば子どもの頃ならできなかったことを今なら多少お金あるからやってみる、とか、駄菓子を1000円分カゴいっぱいに買ってみるとか、日常の中にある本当に些細なことでいいので『いつもならやらないけど、今回はいいか!』とマイプチタブーにトライすることで、脳みそとこころの柔軟性がどんどん富んでいきます。

 

自分に甘くなってしまうのではないか、甘やかしではないか

でも、こういう風に色々考えてみると、『そんなことしたら自分に甘くなってしまうのではないか?』『甘やかしちゃうのではないか』と感じたり、思うことももしかしたらあるかもしれません。

そんなときは、「甘やかしてください!」笑

どういうことかというと、『自分に甘くなっちゃうんじゃないか?』という思考や思いがよぎる時点で、すでに「立派に自分に厳しい」のです。

もし、本当に自分に甘い人だとしましょう、もうちょっと律した方がいいんじゃないかと思える人だとしましょう。そんな人だったら、そもそも『自分に甘くなっちゃうんじゃないか』という思考が訪れないのです。笑

そういうことが頭をよぎる時点で、十二分に普段から自分に厳しいのだと思いますし、自分を律しているのだと思います。だからこそ、そういう思考が無意識のうちに出てきているわけですし、そんな人こそ、「たまには…」でいいので、ぜひゆるめてみてほしいなと思うんですね。

 

ゆるめた先に待つ千手観音モード

そういう風にして、「ゆるめ上手」になると、思考やこころの柔軟性が豊かになり、「Cの発見」が上手になるだけでなく、「D」「E」「F」まで見つけられるようになります。

それも、楽しく。

ふと、何か「ダメだ〜」と思うことや自分を責めてしまいそうになることがあっても、いったん受け止めた後で、『ちょっと待てよ、なるほど、これはA=B=ダメ、と思ってるってことなのかもしれないな』と気づくことができて、『あー、でもCっていう可能性もあるし、Dっていう可能性もあるし、 Eっていう可能性もある』とポンポンポンと考えられるようになるんですね。

一度この力が身につくと、毎日何かしらの「かたさ」をゆるめ、ほどいていくことができますし、「ありのままの自分でいられるレベル」も日に日に高まっていきます。

そして、そうしてリラックス状態でいられるからこそ、自然とエネルギーに満ちた状態で色々な物事に「結果的に」取り組むことができて、「結局」自分をより高めてしまうことができる、ということなんですね。

 

このように、ゆるめ上手になって、「解釈の可能性」を「無数に」することができるようになると、それこそ「千手観音」のように様々な選択肢や可能性が無数に閃く体質になると、千手観音モードになると(笑)、日に日にこころ軽やかになり、結果的に行動も軽やかになり、様々な物事が軽やかに実現していくようになります。

 

千手観音モードを目指して

「自分を許せる←ゆるませられる←受け止められる」ということと、『まずは、受け止められればいいんだ』という前提を胸に、「C発見ストレッチ」、「プチタブーにトライ」などを頭の片隅のどこかに入れておいていただけたら、少しずつ、知らぬ間にゆるまって、変わっていくかなと思います。

それでは、最後までお読みくださって、ありがとうございました。

ぜひ、よろしければ、この記事は繰り返しお読みください。無意識に次第に浸透し、習慣が変わり、現実が変わっていきます。

 

 

自分を許すというテーマに密接に関係する「自己肯定感」に関する記事もありますので、よろしければこちらもお楽しみください。

【自己肯定感シリーズ 第1弾】
>>『自己肯定感を確実に高める方法〜大人でも大丈夫、9900通のメールからわかったこと〜』

 

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