ご覧いただきありがとうございます。
「習慣化」という言葉は、至る所で目にしたり、耳にしますね。今では、「習慣化コンサルタント」という肩書きの方までいらっしゃるそうです。
それほどまでに、「習慣化」ということに対して、多くの興味関心が向けられているということだと思います。そして、それは習慣化できた時の恩恵がイメージできるということと同時に習慣化の難しさも物語っているのだと思います。
僕自身も、なかなか「新しいことを始められない」上に、「始められても続かない」ということが多々ありました。しかしながら、じわりじわりと試行錯誤をする中で、「コツ」のようなものを掴み、今では、ブログも気づけば(テーマやタイトル自体はその都度変えているものの)運営を始めてから7年以上が経ち、累計で1000記事以上執筆してきました。
また、20歳までまったく本を読まなかった(読めなかった)のですが、そこから読書の習慣がついていって、年間100〜200冊くらいのペースでこちらも7年以上、読書の習慣が続いています。
「続けること」や「習慣化」に関する相談を受けることもあるのですが、例えば、ブロガーデビューを果たした人では、ブログ記事執筆を習慣化し、気づけばもう累計200記事近くになっている人もいます。
今回はそういった相談に乗らせていただいてきた経験も踏まえて、お話できたらなと思います。
Contents
習慣化すると何がいい?
メリットを再確認すると習慣化力が上がる
まず最初に、習慣化することのメリットについて改めて簡単にお話したいと思います。「習慣化のメリット」を改めて把握すること自体が「習慣化」するエネルギーとなり、習慣化を捗らせる効果があります。
省エネでスパスパ進められるようになる
習慣化するということは、ある種の「自動操縦」を身につけるようなものです。たとえば、かつて自転車の練習をして自転車が乗れるようになっている人は、「何も考えずに無意識的に」自転車に乗ることができます。もっと言えば、自転車に乗っている最中に他のことを考えたり、「他のことをしながら」でも自転車に乗ることができるくらいに、「流れるように自動操縦的に」なるわけですね。
そして、最初の頃は意識を集中させて、エネルギーをたくさん注いで一生懸命やっていたものが、「自動操縦モード」になると、その1/3、1/5、1/10以下のエネルギーで、省エネでできるようになるわけですね。
そうすると、たとえば読書習慣がないときには、100のエネルギーを使って1冊の本を読んでいたのが、仮に1/3のエネルギーで1冊読めるようになるとすると、「3冊読んでお釣りがくる」レベルになるわけですね。
力はどんどんついていくのに、多種多様な沢山のことができるようにもなる
このようになっていくと、「空気を吸うように」本を読めて、省エネになり、エネルギー効率が良くなるので、「3倍読んでるのに、それでも余ったエネルギー」で他のことまでできるようになります。
これらが習慣化のメリットと言えると思います。
それでは、習慣化のコツとは?
腹八分目法ーまだ食べたい!がキモ
まず1つ目が、「腹八分目法」です。
とあることを習慣化したいと思ったとき、それはすなわち「まだ慣れていない」ことなわけですね。そうすると、1つ1つの動作に大量のエネルギーが必要になります。
それは、肉体的な体力という意味でのエネルギーもそうですし、やる気という精神的エネルギーもそうです。そのどちらのエネルギーも、たくさん消費します。
このエネルギーのいずれか、もしくは両方が枯渇すると、『もうダメ』『もうやりたいくない』『もう無理』となってしまうわけですね。
ここで、無理矢理にでも頑張って「気合いで」乗り切ろうとするルートも1つですが、もう1つのルートとして、「あえてセーブする」というものもあります。
お肉のケース
それが、『まだやりたい(食べたい)!』というところで敢えてやめる、ということです。
例えば、お肉を食べるとして、腹一杯食べるのはそれはそれで幸せですが、『もう無理、これ以上食べられない!』というほどに食べると、決まって『とりあえず当分お肉はいいかな〜』となったりしますよね。
でも仮に、『あともう少し食べたい!あれも食べたい!あともう少し食べれる!今腹八分目!』という状況でセーブした場合、『もう少し食べたい!』という欲(エネルギー)が残りますよね。
これが次に繋がり、この連鎖が習慣に化けていきます。
マンガやアニメのケース
例えば、お肉ではなく、マンガやアニメでも似たようなことはあります。マンガを読んでいたり、アニメを見ていたりすると『いいところなのに〜!え〜もう次回予告かよ〜!』みたいなことあったりしますよね。でも、その感覚、その感情こそが「次も読みたい!(見たい!)」という「次」に繋がっているわけですね。
「習慣化しよう!」という物事は、うっすら義務感を感じることもあったりして、「やらねば」「やりきらねば」と無意識のうちに思うこともあると思うのですが、あえて「やりきらない」「やりすぎない」「セーブする」ことによって、次に繋がって、結果的に「習慣化」されていきやすくなります。
メイン以外の習慣化から始める〜習慣の動線づくり〜
メイン以外を習慣化するとは?
次に、習慣の動線づくりという話をしていきたいと思います。『習慣化したいけど、いつもなんだかうまくいかない』という場合には、これを取り入れてみると、習慣化の成功確率が高まると思います。
とある事を習慣化しよう、と思った時、当然ながらそのものを習慣化しようと励むと思います。例えば、ブログを書くことを習慣化しようと思ったら、執筆を習慣化しようとしますよね。(ブログは1つの例なので、ご自分のケースに置き換えてみてください)
でも、「ブログ執筆を習慣化」したいときに、あえて「執筆以外を習慣化する」という方法を取ることによって、「結果的に執筆まで習慣化」できるようになる、ということがあるんですね。
どういうことかというと、例えばブログを書くという作業を分解してみます。そうすると、例えば「ネタを考える」「ニーズをチェックする」「全体の構成を考える」というように様々なパーツに分解することができると思います。
そして、その「パーツを習慣化」するのです。ブログでも、筋トレでも、仕事のことでも、読書でもなんでもいいのですが、その習慣化したいメインターゲットを分解して、「パーツ」を明確にした上で、「パーツの習慣化」をするんですね。
ブログを例にしてみると…
ブログであれば、
ネタを考える・ネタを集める→ニーズをチェックする→全体の構成を考える→執筆→投稿
という動線が例えばあったとき、「ネタを考える・集める」だけを1日3分やる、というような感じですね。
これ自体もコツなのですが、さらにもう1つ、もう1歩応用系のコツがあります。
それは、ブログ(メインターゲット)に関係ないことでもOK、ということです。
コツの応用系〜コーヒー技〜
通常は、このように「メインターゲットのパーツ」のことを中心に考え、取り組んでいくわけですが、もっと広げて、その周辺のことを習慣化することからはじめてもいいということなんですね。
たとえば、僕の場合、朝起きて「コーヒー」を1杯飲みます。「コーヒー」自体は僕は好きなので、この「コーヒー」を飲むということは、「好きなこと」で「やりたいこと」で「気楽にできること」なんですね。
ブログ記事をさあ書こう、と思うといろいろ考えて少し腰が重くなったり、頭が重くなったりしがちですが、「コーヒーを飲もう」ということは好きなことで、かろやかにできることなので、「PCの前でコーヒーを飲む」ということだけを習慣化したんですね。笑
その結果、「PCの前でコーヒーを飲む習慣」→「PCの前でコーヒーを飲みながらネタを考える習慣」→「PCの前でコーヒーを飲みながらネタを考えて、執筆する習慣」というように、「習慣が進化」して、「記事執筆」という習慣にしたかったメインのものの習慣化がいつの間にか成功しています。
このように、「好きで簡単なこと」メイン(それ8割)で、そこに「習慣化したいことの切れ端」(2割)をちょこんと添えてみる、ということから始めてみると、徐々に習慣が延伸していきます。
よかったら、ぜひ試してみてください。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
お役に立つことがありましたら嬉しいです。