ご覧いただきありがとうございます。前回、同じ犬飼ターボさんの『オレンジレッスン』についてまとめましたが、今回は犬飼ターボさんの『仕事は輝く』についてです。(前回:『オレンジレッスンと出合って2000日』)
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『仕事は輝く』(犬飼ターボ著)2017年12月には文庫化
犬飼ターボさんは成功小説家としていくつもの本を執筆、出版されています。
「自分の好きなことを見つけて、ライフワークにしてゆとりを持って自由に生きる」という生き方を知って、それに憧れ、そんな風に生きたいと思ったのが今から7年前の20歳のときで、そのときに知った作家さんの1人が犬飼ターボさんでした。
最初に『CHANCE(チャンス)』を知り、その後『TREASURE(トレジャー)』や『オレンジレッスン』などを読みました。
それらが出てから少し後に久しぶりに出版されたのが今回の『仕事は輝く』ですね。
ただ、この『仕事は輝く』は長らく未読で、つい先日ようやく読んだところでした。絶版(?)となっていたので、Kindleで読みましたが、サクッと2時間ほどで読める読みやすい本でした。
12月には文庫本として出るようですね。
イソップ寓話『3人のレンガ職人』がベース
犬飼ターボさんも本の冒頭で書かれていますが、今回の本のベースになっているのは『レンガ職人(石切職人)』の有名な寓話です。
レンガを積んでいる3人の職人がいたときに、その3人はパッと見全く同じようなことをしているように見えるのですが、「あなたは何をしているのですか?」と聞いたときに、1人は「レンガ積みに決まってるだろ」と答え、また別の1人は「これで家族を養っているんだ」と答え、また別の1人は「歴史に残る大聖堂を作っているんだ」と答える、というお話ですね。
その話をベースに、より深く具体的に「仕事におけるあり方」と「その違いがもたらす未来の違い」についての話が展開されています。
未来への継続性を高め、成功と成幸へ繋いでくれる
今回の主人公の石切職人も、体が小さかったり色々なビハインドを背負っての状況からのスタートですが、自分の心を整え、あり方を磨いていくうちに「自分だからできること」、「自分の才能」を見出し、大きな力を発揮していきます。
現実世界でも主人公の彼と同じような境遇からスタートすることが多いと思いますが、そういった中でも自身のモチベーションをキープしていくことは、なかなか難易度の高いことです。
たとえば何か新しいことを始めた最初の頃には、自分のやっていることから目に見えた大きな成果を感じにくく、気持ちが続かなくなるということもあると思います。
「継続は力なり」と言われるものの、その継続自体がなかなか難易度が高い、ということですね。
そういった中で、たとえば今回の『仕事は輝く』の中で出てくるような「あり方磨き」ができると、目の前の取り組んでいることの意義や意味を見つけること、それらに気づくことが上手になります。
そしてその結果として、「結果が出るまで継続できる心の力」というものを高めることができ、それが未来の結果をもたらしてくれるに感じます。
何かに取り組む中で、目に見える結果は必ずしも得られるとは限らず、そして、手にできるとしてもいつその結果を手にできるかはなかなか明確にはならない中で、「その時をじっくり待てる力」を磨ける本の1つだと思います。
よろしければ、手に取ってみてください。
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