「自己責任」との付き合い方〜可能性に置き換えよう〜

いつもご覧いただきありがとうございます。

「自己責任」という言葉は耳にする機会が多いですよね。

ハリとゆるみによって、世の中のバランスが保たれながら世の中が成長、発展していくとするならば、この「自己責任(論)」というのはハリとなって世の中に貢献していると思いますが、こればっかりだと心が疲弊してしまうこともあります。

ただそれでも、「自己責任」というフレーズと出合う機会はあると思います。そんなときに、このフレーズとどう付き合ったらいいのか、どう捉えたらいいのかというお話をしたいと思います。

今回の話が、少しでも「度を超えた自律」による自傷と再起不能から上手に心を守れる道具、歩みを続けられる心の栄養になったらいいなと思います。

Contents

自己責任は可能性の存在

可能性の存在のイメージ

自己責任という言葉はハリにもなれば、自己卑下を加速させるただの重しにもなる

自己責任という言葉が心にもたらす「ハリ」によって、引き締まって、凛として例えばいい仕事ができるということもあるでしょう。

ただその一方で、もともと自分のことを責めすぎてしまう傾向があったり、もともと無意識に自己責任を考えすぎてしまう心やさしいタイプの人にとっては、非常に苦しいものとなります。

自己責任という言葉によって引き締まっていい仕事ができるのであれば、上手にその言葉のエネルギーを使うといいのですが、自己責任感が強すぎて自己嫌悪が過ぎたり、自己卑下に向かいすぎてしまうようであれば、このフレーズとの付き合い方を少し工夫してもいいかもしれません。

もしそうすることができたなら、自分の心にハリが蘇り、結果的に良い仕事になったり、良い結果に繋がるでしょう。

自己責任は可能性の存在を表している

たとえば、「人生はすべて自己責任だ」というフレーズがあったとしましょう。

このとき、『ああ、じゃあ今の自分がダメなのは自分がわるいんだ』と感じすぎて負のスパイラルに入ってしまうようであれば、一度このフレーズは忘れましょう。笑 そうして一度心をリセットしてから、『人生はすべて自己責任だというなら、自分でどうにかできるよってこと?』と、ほんのりでいいので感じてみましょう。

もちろん、最初は『自分になんてどうにもできないよ』、『自分にはそんな力はないよ』と思ったり、感じることもあると思います。そんなときは、無理に『そうだ!自分にだってできる!!』と思い込まなくても大丈夫で、まずは『そうか〜、自己責任ということは自分でどうにかできちゃう可能性もあるってことかもしれないんだね〜』くらいに"受け止めておく"ことができればOKです。

「自己責任」というムチが力になるタイプ、ならないタイプがある

先にも少しお話ししましたが、たとえば「自己責任」という言葉はハリを与える「ムチ」のようなエネルギーがあります。そして、そのムチによってハリを得て、力を発揮する人もいます。尻を叩かれて気合いが入る人や悔しさがバネになるようなタイプの人ですね。

ただ、その一方でムチによってエネルギーを失ってしまうタイプの人もいます。たとえば、簡単な一例を挙げると、何か負の出来事があったときに「イライラ」よりも「落ち込み」に行くタイプの人はこっちのタイプであることが多いですね。

「イライラ」することができる人は「優しい系」か「強さがある系」かで言えば、「強さがある系」なので悔しさをバネにすることができたり、尻を叩かれて火がついたりすることがあります。

ただ、「落ち込み」にいきやすい傾向のある人は非常に優しさの強い「優しい系」の人であることが多く、そういったタイプの人は「ムチとなる言葉」はやわらげて取り入れたり、取り入れる量を調節することによって、本領を発揮することができます。

「自己責任」というムチが力にならないタイプは無意識の自律心が強い

「自己責任」というムチが力にならない優しいタイプの人は、何か問題が起こったときに外に矢印を向けずに、自分に(内に)、矢印を無意識のうちに向ける傾向があります。その結果として、『ああ、自分が何かしてしまったのかな』とか『自分の力があまりに及ばなかったんだな』とか「落ち込む」ことがあるんですね。

言ってみれば、誰に言われなくても自主的に「自己責任思考」をしている、無意識化で自分を律しているということなんですね。

そんな場合には、無意識化で(内で)自己責任を考えているので、外から「自己責任」という言葉をまた取り込んでしまうと、自己責任からの落ち込みからの自己嫌悪へのループとなってしまうので、自分でブレーキをかけてあげるある種のつよさが必要になります。

たとえば、「自己責任」という言葉を見かけたらスルーする、耳にしたら聞き流す、という度胸を磨くということですね。笑

もともと何も言われなくたって、自己責任で考える謙虚さがあるのですから、それ以上に取り入れる必要はないし、突っぱねなくても良いけれど、耳に入れないという図太さくらいは身につけてもOKなのです。

むしろ、耳に入れないことによって自己嫌悪ループに入らずに済むのであれば、その自己嫌悪によって心のエネルギーが擦り減ることが減り、その減らなかった分のエネルギーを使って、結果的に周りのためになれることがあるわけですね。

ムチが力にならないタイプの黄金比「ゆるみ:ハリ=8:2」

ムチが力にならないタイプの黄金比があります。それが「ゆるみ:ハリ=8:2」という比率です。

今回の話に合わせてみると、「自己責任だ!」という言葉を10回聞いたら、「8回聞き流し」て、「2回耳に入れる」ということです。笑

もし、最終的な成果を求めて「ムチ」が存在している場合、「ムチのムシ」によって結果的にパフォーマンスが良くなる人は、ムチをムシしてもいいというか、その方がいいかもしれないですよね。

ムチによって悔しさが生まれたり、反骨心が生まれてエネルギーとなって、成果につながるのであれば、そのムチを受け入れて力に変えたらいいですが、ムチによって傷つきすぎて心のエネルギーが弱ってしまうようであれば、聞き流すつよさを身につけて、エネルギーの減退を防ぐことで、聞き入れて何もできなくなるときよりも成果が出るかもしれません。

「責任」と聞いたら「可能性」とオセロをひっくり返そう

自己責任を可能性に置き換えるオセロのイメージ

「自己責任」や「責任」という言葉のシャワーをそのまま受け取ってエネルギーに変えてもいいですが、それがむずかしいな、自己嫌悪のループに繋がってしまうなという場合には、ぜひ「自己責任→可能性」と言葉を脳内で置き換えるくせをつけてみてください。あとは聞き流し力を。笑

自分の中でどんな言葉が反芻されるのかというのは、自分の心に大きな影響を及ぼします。

「責任」という言葉の反芻によって、どんどん心のエネルギーがどこまでも減退してしまうタイプであっても、「可能性」という言葉に少しでも置き換えられたなら、エネルギーがすり減りにくくなり、エネルギーを少しずつ増やしていける方向で進んでいくことができます。

「すべて自己責任だ!」と言っている人を見かけたり、そういうフレーズを目にしたときには『ああ、「自分でいろいろ成せるんだよ!」と言ってくれているのかもしれないね』と感じてみると、違った未来に繋がっていくかもしれません。

それでは、最後までご覧くださってありがとうございました。よかったら、以下の関連記事も合わせてお楽しみください。

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