ご覧いただきありがとうございます。
・モチベーションが上がれば、もっとハイパフォーマンスで頑張れるのに
・モチベーションが上がらなくて、やる気が出なくて前に進まない
・モチベーションがすぐ下がって困る
などなど、モチベーションに関する悩みは多々あると思います。
「モチベーション」という言葉は、今では、本屋に行けば当たり前のように目にし、当たり前のようにだれもがその言葉の意味を知っていて、当たり前のようにその言葉を使っています。
モチベーションというのは、目に見えないもので、捉えにくいものであるがために、なかなかそれをどうこうするということも容易ではなかったりします。
ただ、目には見えないけれども、「確実にそういうのはある」とそれぞれが思っていて、それをどうにかすることによって、仕事の成果につなげたり、趣味やその他の何らかの目標達成や成果に繋げたいと多くの人が望んでいますし、僕もかつてすごくこの「モチベーション」については考えました。
また、日本で知らない人はいないくらいの大企業の経営者さんのメンタルマネジメントに関する相談に乗っていた実業家で資産家の方から「モチベーション」のことを含め、心のことを学んだ時期もありました。
また、主にメンタルマネジメント、心の話に関する9900通以上のメール相談などの中で「モチベーション」に関する数多くの相談にも乗り、実際に、相談者さんのコンテスト入賞や売上アップ、仕事の獲得などに繋がっています。
今回は、そういった経験を踏まえ、「モチベーションを上げずに上げる方法」についてお話ししていきたいと思います。
モチベーションのそもそもの意味を確認してみる
ここで、「モチベーション」とカタカナになっている"motivation"について見てみます。
そうすると、中心となっている意味は、
motivation=動機、motivate=動機を与える
となっています。
例えば、「志望動機」というようにこの「動機」という言葉は使われますが、そのとき、「動機≒理由(原因)」といったような意味で使われます。
つまり、「志望動機は何ですか?」=「志望理由は何ですか?」と言えます。
モチベーションを「高めたい」ときは、動機を「深める」
つまり、モチベーションとは、動機であり、動機とは理由ということができるわけですね。
そして、こういった語源に基づいた考察の通り、実際にモチベーションを高めたいと思ったときには、この理由を「深める」ことによって、「モチベーションの改善」に繋がっていきます。
たとえば、声を出してモチベーションを上げるだとか、無理矢理にでも手を動かしてモチベーションを上げるだとか、いろいろなそういった「根性・気合い寄り」の手段ももちろん1つとしてはありますが、こういったように「動機を深めてみる」ということによっても、モチベーションは高めることができます。
つまり、「モチベーションを高めたい」ときには、「動機を深めてみる」ということですね。
動機の深め方のポイントは3つ
動機を深めたいときは、理由を考えてみるということですが、例えばそれは、『◯◯の資格の勉強を頑張りたいけど、モチベーションが…』となったときには、『◯○の資格を取る理由』を考えてみる、ということですね。
そして、このときに3つのポイントがあります。
関係なさそうなところまで広く
そして、このときに、できる限り「関係なさそうな理由」まで広く考えてみます。
どういうことかというと、普通に理由を考えようとすると、「昇進に繋がる」とか「仕事に役に立つ」というような抽象的な理由がポンと出てきておしまいになってしまいそうになるんですね。
自分のコアの動機、本当の動機というのは、実は「遠く」の方にあるかもしれませんし、実は「恥ずかしい」と感じるもので、普段は自分で自分に気づかないようにしているものかもしれません。
広く広く考えることによって、様々な要素に気づけるだけでなく、動機のコアに辿り着くルートをいくつも持てるので、コアに辿りやすくなります。
なので、「可能性」でいいので、広く広く、考えてみます。
例えば、「○○の資格を取ったらモテ率10%UP!」とか。笑
一見、その資格をとっても(目標達成しても)そうはならんだろ(笑)、と思うようなところまで「可能性のある限り」拾ってみます。
そういう風にして、まずは「広く」理由や意義を見出してみます。
今度は、「どうして&どうして」で深く
その上で、次に「深めて」みます。
出てきたその理由を1つ1つ、「何でそれがいいんだろう?」「どうしてそれを望むんだろう?」というように「もう1段」深めてみます。
そして、それができたら「さらにもう1段」掘ってみます。
そうすることによって、自分の思いのコアに近いものがだんだん出てきます。
また、そのコアに近づいていくにつれ、自分が本当に望んでいることはどんなことなのか、自分が本当に大切にしたいことはどんなことなのか、ということも徐々に見えてきます。
そうなったときに、真に「動機が深まっていく」んですね。
そして、結果的に自然と「モチベーション」が底上げされるわけです。
動機を見ていくときに、「感情」にフォーカスすると
また、動機、理由を見ていくときに、自分の感情にフォーカスしてみると、深まりやすくなります。
動機を考える、理由を考えるとなると、当然、無意識に論理的に考えるのですが、そこで、「感情」というものを「感じてみる」と、自分が根っこで何を思っているのか、ということがうっすらと見えてきます。
「考える」だけでなく、「感じて、考える」というように「感じる」の1ステップを加える、ということですね。
どういう感情があって、それを望んでいるんだろうか、どんな感情を求めて、それを望んでいるんだろうか、その先の未来で誰かと共有したい感情があるとしたら、それはどんな感情だろうか、というような感じですね。
たとえば、○○という資格試験をがんばりたいとして、その○○という資格試験をがんばりたいのはどんな理由なのか、そして、もし「感情的理由」があるとしたら、それはどんな理由なのか。
昇進していくため、仕事に役立てていくためだとしたら、それは誰に対してのどんな感情があるからなのか、お客さんに対しての感情なのか、また、昇進することによって得られる何かによって家族によりゆとりをもたらせる、もたらしたい、家族に○○したい、家族と○○したい、という感情なのか。
このように、「感情」を合わせて見てみる、覗いてみることによって、より「動機」が深まり、また「動機そのもの」がより鮮明に、鮮やかに、彩り豊かになります。
ということで、ぜひこの3ポイントを踏まえて「動機を深める」ことをお試しください。
「モチベーションサイクル」という話など、今後もまたモチベーションの話はしていきたいと思います。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。