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最近では、ロジカルシンキング、クリティカルシンキング、なんちゃらシンキング、…、というように思考法について沢山の言葉を耳にするようになり、本屋にもそういった類の本が増えましたね。
それだけ、思考力を高めることに対しての需要があるということなのだと思います。
これまでにいくつか「思考力」についての話、「思考力を高める」話、「自分で考える力」をつける話などを記事にしてきましたが、今回は、「帰納的思考」という思考スタイルについてまとめていきたいと思います。
Contents
帰納的とは?〜帰って納める〜
帰納的と感じで書くと、そこまで聞きなれない言葉ですし、難しく感じることもあるかもしれません。もしくは、数学で一度は耳にして、知っているかもしれません。
帰納的というのは、「個々のもの」から「大元」に帰ってまとめる(納める)、というイメージです。
そして、帰納的思考というのは、「個々のものから大元を考える思考」というイメージです。
りんご、バナナ、パイナップルを買ってきた
例えば、お母さんがある日、「佐藤商店からりんごを買ってきたのよ〜」と言っていたとします。また、別日には「今日は佐藤商店からバナナを買ってきたよ〜」、「明日はパイナップルを買ってくるね〜」(どんだけ佐藤商店好きなんだよとも思いますが笑)というように言っていたとします。
このとき、『え?りんご、バナナ、パイナップル?ということは、佐藤商店は八百屋さん?』と考えるのが、「帰納的思考」です。
個々のこと(りんごを買ってきた、バナナを買ってきた、パイナップルを買ってくる)ことから、佐藤商店はフルーツを扱っている八百屋さんなのかな?と大元に帰ってまとめる、ということですね。
仕事に活かせる、ブログ運営にも活かせる
具体的にどのような場面でこの考え方が使えるのか(自然と使われているのか)について見てみましょう。
仕事をはじめ、日常の様々な場面で活かすことができますが、今回はブログ運営を例にしてみたいと思います。
例えば、『多くの人の役に立つブログにしたいな〜』という思いがあってブログ運営をしていて、『自分のブログをどんな方向性で書いていったらいいんだろう?』と日々考えていたとします。
そのときに、例えば「個々の記事のアクセス」を調べてみます。
そうすると、『ああ、なるほど、こういう系統の記事が人気あるみたい!』というのがわかります。
この、「人気があるのはこういう系統の記事」と、「個々の記事のアクセス」から「逆算的に」見出すその思考が「帰納的思考」と言えるわけです。
「こういうのが流行ってるから書こう!」というスタイルだけでなく、「A記事、B記事、C記事が人気あるからこういう記事がいいのかな?」という帰納的スタイルも用いることによって、より読者さんの求めるものに近づく記事を書けるようになる、ということですね。
思考の2方向性を意識することでより精確に導ける
このようにして、全体的なものから思考するだけでなく、個々のものを集めて、共通点(全体)を見出す、という思考も合わせてすることによって、2方向から考えることによって、よりズレの少ない、求める結果に近い結果を導き出すことができます。
「探偵ごっこ!」くらいのイメージだとわかりやすい上に、ライトに取り組めるかもしれません。
鍛えたい場合には、いきなり難しい題材などから始める必要もないと思うので(可能ならOKですが)、『気になっているあの人は、マグロが苦手で、シャケが苦手で、アユが苦手だから、魚が苦手なのかもしれない!これこそ帰納的思考っ!』みたいな感じで気軽に楽しむところから取り組んでみてください。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
「自分で考える力」がない、弱い、と感じる人のための大前提記事