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前回の記事で、僕自身が豆腐メンタルで「折れまくる心」を「折れにくい心」にして「折れない心」にしていく過程で、「硬く頑丈な強さを身につける」というルートでは上手くいかなかったので、「しなやかな強さを身につける」というルートへ路線変更することにした、という話をしました。(参照:『折れない心の作り方【7年の実践歴と9900通のメール】』)
今回は、ではどうやって「しなやかな強さ」を身につけていったのか、磨いていったのかということをまとめていきたいと思います。
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「筋トレよりもストレッチ」法
これは体のことで言えば、ストレッチをするか、筋トレをするか、というように例えることができるかもしれません。
筋肉をどんどんつけて、どんどんムキムキにして「どんなものでも破壊できる強さ!」を手にしていくこともできれば、ストレッチを繰り返し行っていって、ちょっとやそっとの運動ではケガをしない、「柔軟性の優れたケガしにくい強さ」を手にしていくこともできるということですね。
「折れない心」を作るための「しなやかな強さ」を身につける方法は、思考やこころのストレッチを行うという方法です。
目に見えない固定観念がいたるところにある
◯◯は△△だ
僕たちの頭の中、こころの中には、目に見えないたくさんの固定観念があります。
その固定観念というのは、「◯◯は△△だ」というような「(自分にとっての)当たり前」や「自分の中で常識化していること」です。
たとえば、「何か資格を取るには意味がなきゃいけない!」とか「起業するためには寝る間も惜しんでやれる力がなきゃダメだ!」とか「仕事をやめちゃったらおしまいだ!立ち行かなくなる!」とか、人によって様々な「◯◯は△△だ」というものがあります。
この固定観念をゆるませていくことによって、「しなやかな強さ」が育まれていきます。
「ぶっ壊す!」じゃなくて、「ゆるませる」ができればOK
このときのポイントは、固定観念を「ぶっ壊す!」ではなくて、「ゆるませる」ということができればOKということです。
もちろん、『ぶっ壊したい!』『ぶっ壊すぞ!』というのもOKなのですが、それは「ムキムキ路線」です。「しなやか路線」は「ゆるませる」ことができればOKという路線です。
言ってみれば、「ガチガチのスーパーポジティブシンキング」が既存の固定観念の破壊、新観念の創造、という感じで、「ゆるませる」というのは、固定観念の「融解」と「自然な可能性の誕生」というような感じでしょうか。
「AはBじゃないんだ!!Cなんだ!」路線と「AはBとは限らなくて、Cかもしれない〜」路線
また別の角度から言えば、「AはBじゃないんだ!!Cなんだ!」路線と「AはBとは限らなくて、Cかもしれない〜」路線と言うこともできます。
既存の固定観念を否定し、打ち消し、新たな観念をドカーンと打ち立てる路線と、既存の固定観念もまあまあ(その存在を)認めつつ、また別の観念(考え方や選択肢や可能性)も『もしかしたら存在するかもしれない…』と探ってみる路線ということですね。
この前者をやるためには、結構な「ムキムキ力」が必要になります。やっぱり、ドカーンとやるためにはそれなりのこころの「強く強固な筋力」が必要になるんですね。
しかしながら、後者であれば、「ムキムキ力」がなかったり、身につけられなかったとしても、「柔軟性のあるしなやかさ」を身につけてカバーしていくことができます。
この後者の「また別の観念(考え方や選択肢や可能性)ももしかしたら存在し得るかもしれない」というその感覚を持つこと、取り入れていくことがまさに「ストレッチ」そのものになり、「思考・発想の柔軟性」を育み、それが、臨機応変に変幻自在にしなることができる「しなやかな強さ」をもたらしてくれます。
前回、「強さには2種類ある」という前提、土台となる部分について理解を深め、今回は「硬く強固な強さとしなやかな強さの違い」と「しなやかな強さを身につける方法論(抽象論)」ということについてまとめてきました。
ここまでを押さえた上で、次回「しなやかな強さを身につけるための魔法の2つのフレーズ(具体的手法)」をテーマにお話ししていきたいと思います。2つ紹介しますが、そのいずれかを使えれば大丈夫です。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。
>>続編「折れない心の作り方〜思考と心のストレッチ<具体編>」(執筆完了)