ご覧いただきありがとうございます。
今回は、先日のタンブラーの一言を
深掘りしてお話ししたいと思います。
『自分には目標達成できない』と苦しかった人、
自分で自分を追い込んでしまってきた人が
安心して空気を吸えるようになったら
嬉しく思います。
「目標達成」の後半2文字を替えてみよう
目標「達成」って、掴みとりに行くイメージです。
ガツンと行く感じ。
それもいいんです。
それが合う人もいるし、それが楽しい人もいる。
それがいいタイミングもある。
でも、中にはそれが合わない時期や
元々心の体質的に合わない人もいる。
そんなときにもう1つ選択肢として
持っておくと心が楽になるのが
「目標『到達』」です。
目標達成思考/目標到達思考
「目標達成」ってピーンと張ったイメージです。
緊張やハリ、勢いによって作られているものです。
一方の「目標到達」って、ゆっくりじわじわ
「歩いてたどり着く」ようなイメージ、空気感です。
『気づいたら、たどり着いたね』
そんな空気を持っています。
<目標達成思考>
どうやって目標達成しようかな?
=どうやって頑張ろう(成し遂げよう)かな?
<目標到達思考>
どうやって目標到達しようかな?
=どうやって積み重ねて辿り着こうかな?
例えばこんな空気感かもしれません。
2つのタイミングがある<安心場面とワクワク場面>
人には2つのタイミングがあります。
それは、
「安心が力になるタイミング」と
「ワクワクが力になるタイミング」です。
いつも「安心」だけだと、気が緩んでしまって
ハリが生まれずに前に進めないかもしれません。
一方で、いつも「ワクワク」だけだと
それまたちょっと息切れして息が持たない
かもしれません。
そして自分の中でこれらがどんなバランスだと
うまく行くのか?という割合があります。
ワクワクベース8割がうまく行く人と、
安心ベース8割がうまく行く人とがいます。
基本ワクワクベース8割だけど、
ちょっと「目標」と向き合うことに
疲れてしまったな、という場合には
目標というものを一度置いておくのも
いいですし、「目標到達」という感覚に
一時的に置き換えてみるのもいいかもしれません。
安心ベース8割の人は、
基本軸に「目標到達」という意識を持つと
自然体で積み上げていくことができます。
目標を現実にするスタイルは幾通りあってもいい
「目標」って単語がきたら「達成」。
そんなイメージが自分の無意識の中にあるかもしれません。
『勢いとガッツとで成し遂げていくことが、
目標を現実にしていくということだ』
なんて感覚があるかもしれません。
でも、それだけではないんですね。
テクテクテクテク歩いて、
「あら、着いたわね〜」
なんていうのも目標を現実にするスタイルの1つです。
目標を現実にしていくことが目的であるならば、
自分に合うスタイルを堂々と選んでいいのです。
<ちょっと深掘り>先に腹を括るーそれは先に自分を許すこと/先に自分を許す覚悟
ここから先は余談です。ちょっと深掘り。
「目標到達」って、「目標達成」よりも
勢いに欠ける印象があります。
そしてそれはその通りです。
勢いの代わりに「落ち着きと確実性」を高めます。
でも、この「目標到達思考」だと、
『いつ辿り着くんだろうか、
果たして辿り着くんだろうか?』
なんて思うこともあります。
そのときのワンポイントが「先に腹を括る」ということです。
目標達成の成否と自分の価値は互いに独立
それは先に自分を許すということです。
自分の心に無理をさせて
「目標達成思考」を採用している時って、
「目標達成できるかどうか?」と
自分自身の価値とを紐づけて
しまっているケースがあります。
さらに、「どれくらい早く達成できるか?」を
自分の価値と結びつけてしまっていることがあります。
それに対して、
目標到達思考はどちらかというと、
「目標が現実になるスピードは問わない」
という空気感が背景にあるものです。
そしてそこで「先に自分を許す」ステップの登場です。
『たくさんの時間がかかってもいいよ』
という自分自身へのOKです。
自分にそれをOKする覚悟です。
『たくさんの時間がかかってもいいよ』と自分に言えるようになるための準備
でもそうは言っても、
そんなに時間をかけられない、
なんて思うこともあると思います。
そんなときは、
『そもそもそれを現実にできなくても
もし自分は大丈夫だとしたら?』
という問いが鍵を握ります。
目標って、一番最初は「形にしたい!」から
始まっても、いつしか「しなければ」に変わり、
「できなければ自分はアウト」とまでなることが
あります。
そんなときにちょっとだけ役に立つ問いが
『そもそもそれを現実にできなくても
もし自分は大丈夫(OK、素晴らしい)だとしたら?』
です。
もっと言えば、
『そもそもそれを自分が現実にできなくても
自分の存在価値があるとしたら?』
『そもそもそれを達成(到達)できなくても、
自分の存在が許されるとしたら?』
です。
こんな自問自答をすることは
一見「目標達成/目標到達」とは
無縁に思えますが、
実はこういうことがスーッと
綺麗に溶けた先で叶ってしまう
なんてことも少なくありません。
これを読んでくれたあなたの心が
穏やかに流れるようになっていってくれたら
嬉しく思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。