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「引き寄せの法則」と呼ばれる「自分の思ったことを引き寄せる(引き寄せている)」という法則を耳にしたことが1度はあるかもしれません。
ここ最近では、ロンダ・バーンという方の書いた『ザ・シークレット』という本が世界的なベストセラーになりました。さらに遡ると、約1世紀前にこの法則について書かれた本もあります。
僕自身も、こういった不可思議なことや非科学的と感じられるようなものは信じられない性格だったのですが、ひょんなことからこの話を知り、試してみることとなりました。(参照:『引き寄せの法則の体験談』)
そして、こういったお話を機会があってさせていただいていると、「どうしたら引き寄せる力が高まりますか?」というようなご質問もよくいただくようになります。
今回は、有名な『おくりびと』という映画に関連させて、「引き寄せる力が高まる方法」についてお話ししていきたいと思います。
それでは、ほんの2,3分ですが、よろしければお付き合いください。
Contents
アカデミー賞外国語映画賞も受賞した『おくりびと』
日本では、日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞し、本場のアカデミー賞でも、2009年に外国語映画賞を受賞したことで大変話題になった作品です。
主演も務めた本木雅弘さんが1996年に青木新門さんの『納棺夫日記』を読んで感銘を受け、青木さんの自宅を自ら訪ね、映画化の許可を得たそうです。しかしその後、脚本を見せた際に脚本と原作との相違から映画化を拒否されることになりました。そこから、本木さんの度重なるお願いによって、「タイトルも変えて、全く別物としてなら映画化しても良い」という許可を得て作品化されたという紆余曲折あって完成した作品となっています。
引き寄せのキモである視点の自由化とフラット
「引き寄せ」を起こしたり、「引き寄せる力を高める」方法論としては、様々な方法論があるかと思いますが、その1つとしてお話しさせていただいているものが「視点の自由化」とそれによってもたらされる「フラット」というものです。
基本的に、人は何からの「固定観念」を持っています。ただ、この固定観念自体は、良いとか良くないとかそういったことはないと思います。ただ、固定観念というものがある、ということですね。(固定観念というものは、良くないものとして語られることが多いですが、視点を1つに固定することによって1つの軸ができて、思考や行動ができるという側面もあります。)
この固定観念というのは、普段は気づけないほどに自分の無意識の深いところにあるものです。そして、それが自分の日々の思考や選択や行動などに影響をもたらしています。
その日々の選択の1つ1つは非常に小さなものであっても、その連続によって遠い先でもたらされる結果は大きく変わってきたりします。
固定観念というのは、とあるAということに対して、「AはBである」というように視点が固定されているということなわけですが、この視点が自由化されると、たとえば「AはBであるが、Cでもあり、Dでもある」というようになります。
日々の選択が無意識の中にある何らかの固定観念によって、無意識のうちに行われ、積み重ねられているとすると、この視点の自由化によってそれまでとは違った選択を積み重ねられるようになり、結果的にそれまでとは異なる結果を引き寄せられるようになるんですね。
また、この視点の自由化によってもたらされる精神的なリラックス状態、フラットな状態によって、自分の無意識(または潜在意識)がより効率的にスムーズに働くようにもなります。
視点の自由化自体によって違った未来を引き寄せられるということと、視点の自由化によってもたらされるフラットな状態が引き寄せ自体を加速させてくれるということから、これらが引き寄せの力を高めてくれると言えます。
視点の自由化とフラットは思考のストレッチによってもたらされる
この視点の自由化とフラットは、今ある既存の固定観念に対して新しい視点を加えるということですが、これは思考のストレッチによって作ることができます。
たとえば、もしお金に対して自分が現時点で持っている固定観念に、新しい視点を加えたいと思ったとき、最初のうちはなかなかうまくいかないかもしれません。特に、強く深く「どうにかしたい」と思っているものほど、少し時間がかかるかもしれません。
ですが、そんなときは、「お金」が本来取り組みたいテーマであっても、それ以外のところで思考のストレッチを繰り返すことによって、結果的に思考(脳みそ)の柔軟性が高まっていき、「お金」というテーマに対しても柔軟性を発揮できるようになります。
なので、自分の取り組みたいメインテーマにおいて、視点を増やしていくことも非常に重要ですが、それ以外においても視点を増やすことは有効です。
『おくりびと』(『納棺夫日記』)は、「死生観」に1つの視点をくれる
この『おくりびと』は、「死生観」に1つの視点をくれる映画です。
世の中において、特に日本では昔から「死」に対して「穢れ」というようなイメージが色濃くあります。
しかしながら、この映画はその死生観に対して、「死と向き合う納棺師の仕事」を通して、昔からある死生観に対する問いを投げかけてくれています。
この問いによって導き出される答えが正しいか正しくないか、どちらが正しいのか、ということではなく、「1つの視点の存在」、「1つの死生観の存在」を知ること自体から大きな価値を受け取ることができます。
「死と生」というテーマについて深く考えることのできる機会をくれるのはもちろんのこと、先ほど言った「視点の自由化」にも大いに繋がってきます。
特に、「死と生」という非常に大きなテーマにおける視点の自由化は、日々の生活の中での視点の自由化の全体にも大きな影響を与えてくれます。
よろしければ、一度ご覧いただいた上、体感してみてください。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。