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戦後、日本国民が一丸となって復興、経済発展を遂げて行く時代を経て、落ち着きある平和で豊かな時代となりました。これは本当に先輩方のお陰で、お陰様ですね。
そうして今の時代、それぞれが個々に自分のやりたいことに安心して取り組める時代となりました。そのこともあって、『自分のやりたいってなんだろう?』、『自分の好きなことってなんだろう?』と考えることが一般的になってきました。
少し昔なら、「自分のやりたいこと」ではなく、「国に必要なこと」「会社に必要なこと」「家族に必要なこと」ということが世の中の流れだったわけですね。全体性の時代とも言えるかもしれません。
その結果として豊かな全体性が育まれ、今度は個(自分自身)に目を向けることができるようになったわけですね。
今回は、そういった流れの中で「自分のやりたいこと」を見出して行くためのはじめの1歩の話をしていきたいと思います。
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オリジナリティ10%のやりたいことからでOK
『自分のやりたいことは何だろう?』と考え始めると頭をよぎる思考の1つとして『これってみんな(世間)が言ってることと何も変わらないんじゃないか?』、『ありふれたもので、本当の自分のやりたいことじゃないんじゃないか?』というものがあります。
たとえば、やりたいと現時点で何となく感じるものを10個〜20個書き出してみたとします。そうすると、「世間一般の夢」として語られることの多いものが含まれていることも多いかもしれません。
そして、「他人の夢(他人や世間に流されている夢、やりたいこと)ではなく自分の夢(やりたいこと)を見極めましょう」ということが言われることもありますので、時に迷ってしまうこともあるかもしれません。
でも、最初は全然それでOKです。
たとえ、『世の中でよく言われるもの』と感じることがあっても、自分の心にそれが思い浮かんだのなら少なくとも「10%」は自分のコアと関係があります。
最初から100%のものを見極められなくても、たとえ10%の個性しかそこに感じられなくても、それでもOKです。
オリジナリティ10%のやりたいことに取り組んでみると
オリジナリティ10%のやりたいことに取り組んでみると、次のオリジナリティが見えてきます。自分の個性の本質にまた1歩近づいたものが見えるようになってくるんですね。そうしてオリジナリティの割合、面積が大きくなってきます。
ブログをやってみたいなと思ったとき
たとえば、ブログを書いてみたいなと思ったとします。自分が書けるものは何かな、書きたいものは何かな、と考えて、その中からテーマを1つ決めてみたとします。
でもそのときに『このテーマで書いている人たくさんいるし、すごいブログの人こんなにもいる』、『書いてみてもありきたりな、似たり寄ったりのことしか自分にはどうせ書けない』なんて思うことがあるかもしれません。
でも書き始めてみると、『このテーマの中でも特にここについてよく書けるな』とか『ここについて掘り下げてもっと書きたいな』とか『自分は◯◯との組み合わせの視点から話すことが多いみたい』というようなことがわかってきます。
それは「もう1歩深い個性」に出会えた、ということなんですね。
月に100万円稼いでみたいなと思ったとき
これはブログの例に限らず、他のことでも同じです。
たとえばお金の話で言えば、なんとなく『月に100万円稼いでみたい』と思ったとします。確かに一見ありふれたものに思うかもしれません。
でも、たとえ一見ありふれたものに見えるものであっても、1歩1歩進める中でどんどんそこに個性が宿ってくるんですね。個性によってそれぞれ道が変わってくるんですね。
ある人はモノづくりの方に進んで行くかもしれない、ある人は人との対話をして行く道に進んで行くかもしれない。
たとえ最初の抱いた思いがありふれたものだとしても、自然とどんどん個性あふれるものへと化けていきます。
「月100万円」という最初に抱いた思いから始めた1歩によって、『100万円ができてもできなくても、そんなことよりも、これができたらそれ自体ハッピーだ』というものに出合えることもあります。
「100万円」以上に本質的な自分のやりたいことに出合えたということですね。
ありきたりでも被ってもいいから10個、20個書き出してみよう
そんな風に、たとえ最初に自分の中から出てきたものはありふれたもの、ありきたりに感じられるものであっても、どんどんオリジナリティ溢れる、個性溢れるものとなっていきます。
いきなり100個とか書き出すことに挑戦してみてもいいのですが、最初は10個や20個書き出すところから始めてみてもOKです。
もしかしたら、『全然出て来ない…』となることもあるかもしれませんが、それでも大丈夫です。
僕が以前メルマガでこのワークを共有したときに少なくとも数百人以上の人が回答してくださったのですが、『17個書き出してみてください』というワークで、「全然17個出ませんでした!」という回答もたくさんありました。
それはそれだけ充実した日々を送って来れたということかもしれませんし、それこそ我を捨てて人のためを思って行動する日々を過ごして来れたということかもしれません。
たとえ現時点では出て来なくても、一度無意識にスイッチが入れば、これからの日々の中で『あ!これ好きだったかも!』、『あ、これ面白そうだ!』というものをキャッチするアンテナが立つようになります。
そのスイッチが入るだけでもとても大きなことですね。
ということで、今回はやりたいことを見つけて行くにあたっての前提、心構え編という感じでお届けしました。最後までお読みくださってありがとうございました。
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