【実践7年】楽観性を磨き、楽観的になる方法

ご覧いただきありがとうございます。

今回は、「楽観的になる方法」というテーマでお話ししていきたいと思います。

この「楽観的になる方法」というのは、僕自身もこれまで最も時間を割いて考えてきたことの1つかもしれません。

僕自身が、「楽観的」になることがなかなかできず、楽観的な人に対して強い憧れと羨望がありました。

楽観的に考えられず、悲観的な側面ばかりに心が向いてしまうあまり、何か目標があったとしても、なかなか行動に移せなくて、ぐるぐる悩んで、結局自己嫌悪に陥るだけで何もできない、ということも多々ありました。

ただ、それから自分なりに色々思考を巡らせ、試して、自分なりのスタイルを整えていくことで、物事を継続する「継続力」も高まり、いくつもの目標を達成できたり、心も以前の1/3〜1/5くらいの軽さ、かろやかさになったように感じます。

 

また、僕自身のみならず、僕のこの経験を活かして相談に乗らせていただいた方が、心かろやかに、新しい挑戦ができるようになったり、1歩踏み出せるようになったり、様々な嬉しい報告もいただいています。

今回の1記事では、すべては網羅できないかもしれませんが、少しでもお役に立ったら嬉しいです。

Contents

飛び込まなくていい、飛び出さなくていい、無理せず、「1歩の細分化」

悲観的になってしまって、心が重く感じられて、何にも手がつかなかったり、苦しくなってしまうばっかりのときの打開策として、「エイヤー」で踏み出す、「思い切って誰かに打ち明けて相談する」というのも1つとしてあります。

ですが、人によってはそれがなかなかできなかったり、頑張ってそうしようとすると、むしろ心がより苦しくなってしまったりすることもあると思います。

また、ぐるぐる考えることによって、心が疲れてしまって、そういった1歩を踏み出すエネルギーがない状態であるという場合もあると思います。

そのときには、無理をしすぎるとどんどん苦しくなってしまうので、できる限り無理の少ない、「小さな小さな1歩」というように、「1歩の細分化」をすると心が少しずつ楽になっていきます。

 

まずは、受け止められればOK、理解できちゃったらハナマル

では、具体的に1歩の細分化についてちょっと見てみましょう。

たとえば、『◯◯ということをやってみたい!』と思っていたとします。でも、どうしても楽観的に考えられず、リスクだったりが目についてしまうということがあるかもしれません。

また、『△△は大丈夫なんだろうか』と思って、それに対して、どんどん考えてしまって、不安が募る一方になってしまうということもあるかもしれません。

そんなときに、『どうして楽観的に考えられないんだろう?』と思ったりするわけですよね。

このときに、『具体的な◯◯の1歩』を踏み出して、行動で気持ちを変える!とか、『△△に飛び込んでみて解決する!』とか、そういったことも1つだとは思いますが、もっともっと手前の1歩からでまずはいいと思います。

それが、「まずは受け止める」ということです。

 

何を受け止めるか?魔法の言葉『しょーがねえよな(笑)』

何を受け止めるかというと、そのときの自分の「感情」「気持ち」です。

『なんでこんなこと考えちゃうんだろう!』と思うこともあるかもしれません。そうやって自分を責めてしまうこともあるかもしれません。

ですが、まずは受け止めてあげるところからはじめてみましょう。

『しょーがねえよな(笑)』って、一旦言ってみるんですね。しょーがないなんてその時点では全く思えなくても。笑

 

万が一、しょうがないと言える可能性があるとしたら?

しょうがないなんて思えないかもしれませんが、『万が一、しょうがないと言える可能性があるとしたらなんだろう?』と思考を巡らせてみます。

これはどういうことかというと、飛び込めない自分、踏み出せない自分、心配になってしまう自分に対して、それらを百歩譲って「まあ、それも一理ある」と言ってあげられるとしたら、それはどうしてだろうと考えてあげることによって、自分の中の「固い部分」が解(ほぐ)れていくんですね。

例えば、子どもが「◯○しちゃいけません!」と言われると、○○したくなってしまったりするように、「○○はよくない!」とか「○○するな!」という言葉や意識を自分自身に向ければ向けるほど、そっちに意識が行ってしまって、その状態に向かっていってしまうことがあるんですね。

 

思考をもみほぐすということ、ゆるんゆるん化へ

今例えば、『万が一、しょうがないと言える可能性があるとしたら?』と考えてみるといいというお話をしましたが、楽観的になるというのは、「思考をもみほぐす」ということであり、「ゆるめていく」ということなんですね。

例えば、楽観的だなーと思う人をイメージしてみてほしいのですが、もしくは、「楽観的な人」と聞いた時に思い浮かぶイメージをイメージしてみてほしいのですが、彼彼女たちは「ゆるんゆるん」ですよね。笑

むしろ、こちらがイライラしてしまいかねないくらいに(笑)ゆるんゆるんですよね。

もちろん、彼彼女たちは、それゆえに「もっと真剣に考えろよ」とか「もっとピシッとしろよ」とか言われることもあると思いますし、真剣なつもりなのに「真剣さが伝わって来ない」と言われることがあったりして、また別の大変さもあると思いますが、彼らがゆるんゆるんで、楽観的であることができる理由というのは、「思考の柔軟性」によるんですね。

そして、この「思考の柔軟性」を高めていくことが、ゆるんゆるん化を導き、「楽観性」を磨いていくことにつながります。

 

これもいい、あれもいい

楽観的になれずに、苦しくなってしまうという人は、様々なことに対しての強い責任感と一貫性がある人が多いです。

そして、その一貫性ゆえに、時に「1本の道」に対して思考が集中しすぎてしまって、苦しくなってしまうことがあります。

その「1本の道」というのは、例えば「こうあるべき(=こうでなければならない)」というあるべき姿や、模範となる道、とある問題に対しての1つの選択肢などです。

無意識のうちに、「特定の1本の道」以外の「道」をダメなもの、よくないものとして、捉えてしまっていたりするんですね。

物事を区別したり、選別したり、上手に整理したりすることができるゆえに、整理しすぎてしまったりすることがあるということなんですね。

そのときに、「整理しないでみる」「ぐちゃぐちゃのままにしてみる(それを一時的にゆるしてみる)」「今見えている選択肢以外も肯定できる可能性を考えてみる」というようにすると、少しずつ自分の中の「かたさ」が取れてきて、ゆるまり始めます。

 

その頭の回転を、別の選択肢の肯定に使ってみる

楽観的になかなかなれない人は、頭の回転が良く(往往にしてそう言った人は「いや、よくない」というと思いますが笑)、ポンポンポンと思考を繋ぐことができます。

それゆえに、正の方向、負の方向問わず思考を繋ぐのが上手なので、時に負の方に思考をどんどん繋げて行ってしまって楽観的になれなかったりするんですね。

そして、そのときに「思考を止めろ!」と言われてもなかなかむずかしいわけです。

なので、そんなときには、思考を止めるのではなく、「別の選択肢の可能性」や「別の選択肢も悪くないと言える可能性」について思考を巡らせてみます。

何か物事に対して悲観的になっている時には、『○○になったらどうしよう』というようになっているわけですが、そのときには無意識のうちに『○○はよくない』『○○なんてダメだ』というように思っているわけですね。

先ほどお話しした通り、まずは「そのまま受け止める」ということから始められればいいのですが、「そのまま受け止める」ということができて、少しの思考の余裕があったら、『○○がダメじゃない理由が万が一あるとしたら?』と思考を巡らせていくことによって、「否定していた選択肢」の存在を肯定できる可能性がほんの少しかもしれないけれど、微かにかもしれないけれど、生まれるんですね。

つまり、「1本の選択肢」や「1本の未来」以外の「もう1つ選択肢」、「もう1つの未来」が存在をゆるされるようになってくると、結果的に「その最初の1本目」に対して少し軽くなることができるんですね。

 

楽観的になれないと感じたときは、コリをほぐせる機会

楽観的になれないときは、「楽観的になれなくてもいいや」と自分に対して思ってあげて、『何をダメなことと思っているんだろう?』『思考のどこに固定とかコリがあるんだろう?』というように「ただのコリ発見ポイントである」と思うことも、1つ、ほぐれやすくなる方法です。

楽観的になれないということに対して、ある種放棄するということですね。

楽観的になれなくていいから、『ああ、なるほど、自分はこれがいけない、これはダメだ、と思っているのね』とそれを知るだけでOK、それが判明するだけでOKとする、ということですね。

そういう風にすることができれば、その瞬間すぐにはほどけなかったとしても、歯を磨いているときやお風呂に入っているとき、お茶やコーヒーを飲んでいるときなど、ふとした拍子に『ああ、そんなこともないのかもな』とポン、とゆるみに繋がる話やひらめきを引き寄せることに繋がるんですね。

 

初めての転職をするとした場合

例えば、初めての転職活動をしているとして、そのときに『転職失敗したらどうしよう、次の会社が合わなかったらどうしよう』と思ったとします。楽観的になれないとします。

そうしたら、

・『ああ、転職は1回で成功させなきゃいけないと思ってるんだな』

・『転職失敗したら、泥沼にはまってくと思っているんだな』

・『失敗してすぐにやめたらどうにもならないと思っているんだな』

というようにどんな「かたまり」や「思考のコリ」があるかに気づくきっかけにすることもできるんですね。

ただ、もちろん、この場合も『とはいえ、やっぱ1回で成功させなきゃダメでしょ!』みたいな思考はすぐには拭いされないと思います。

でも、ここでのポイントは、『1回で成功させなくても大丈夫な可能性ももしかしたら、もしかしたら、もしかしたら、、、あるかもしれない』と「可能性を存在させておく」ということなんですね。

「保留」する、保留をゆるす、ということです。

たしかに、保留するとか、可能性を存在させておくとか、「ふわふわさせておく」とか、「余白を残す」というのことって、すごくストレスを感じることもあると思うんですね。

でも、そこで「余白を残す」ことによって、その余白に「そうである(1回で成功しなくても大丈夫である)可能性」が入って来れる、ということでもあるんですね。

 

ちょっと抽象度が高くなってしまいましたが、まずはいきなり難しいところからじゃなくて大丈夫なので、「余白を作ってみる」ことだったり、「いつもならダメだと思うことに対して肯定できる可能性」を探してみたり、小さなことでプチトライしてみてください。

世の中に対してだったり、人に対してだったり、自分に対してだったり、さまざまなものに対して『これはダメでしょ』と100%普段なら思うところを『まあ、それもありかもね』『まあ、一理あるかもね』と「そうであることが許される可能性の存在」を受け止められるようになってきたとき、楽観性の花が綺麗に開いていると思います。

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。

楽観性に密接に関わっているものの1つに、「自己肯定感」というものがあります。よろしければ、一度こちらも合わせて読んでみてください。自己肯定感の高まりは、楽観性に繋がります。

>>『自己肯定感を確実に高める方法〜大人でも大丈夫、9900通のメールからわかったこと〜』

>>『自分を認めるための3つの方法〜ありのままの自分を認められるようになる〜』

 

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